暖房の種類
暖房器具
中央暖房(セントラルヒーティング)
1箇所の熱源から複数の放熱器に熱媒を供給する。
個別暖房
ストーブなど個別の暖房器具によるもの。
直接暖房
室内に置かれた放熱器によって暖房する方法。
間接暖房
あらかじめ加熱された空気をダクトなどで室内に送る方法。
伝熱方法
対流暖房
エアコンなど空気の対流を利用する方法。
放射暖房
床や壁などに埋め込んだ配管に温水を流して、放射熱で暖める方法。
電熱線で発熱する方法や、PTCヒーター(フィルム状の発熱体)を設置する方法、夜間に蓄熱体に熱を蓄熱して昼間に放熱させる方法などがある。
低温放射は60℃程度の温水で床などを温める。高温放射は大空間を天井や壁の放射パネルで温める。
冷房時の結露対策や、中央式外調機などで空気質確保に配慮が必要である。
- 利点:騒音が少なく、温度分布が良い(上下の温度差が少ない)、埃を巻き上げない、乾燥しない。
- 欠点:設備費が高くなる。修理が難しい。
蒸気暖房
ボイラで発生させた蒸気を各放熱器(ラジエーターやコンベクター)に送り、暖める方法。
蒸気は放熱器で凝縮して水になるため、蒸気が水を押出して配管に衝突するスチームハンマ現象を引き起こす。
これを防ぐ為、蒸気トラップを設置して蒸気が配管に入らないようにし、配管に傾斜を作り、水が流れやすいようにする必要がある。
温水暖房
蒸気暖房と同様にボイラで発生させた温水を各放熱器(ラジエーターやコンベクター)に送り、暖める方法。
温水は膨張する為、膨張タンクを設置して吸収する。


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