建築部材による分類（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

建築部材による構造
鋼材
鉄筋工事
コンクリート工事
1. コンクリートの使用
2. コンクリートに関する現象

建築部材による構造

木造

木造のメモはこちら。

正誤問題（2022）
木造住宅の法定耐用年数は、22年である。

〇

正誤問題（H27）
木質構造の工法には、在来工法、プレハブ工法、枠組壁工法(ツーバイ方式)等がある。

〇

正誤問題（H23,2022）
プレハブ工法は、工場で製作された部材を現場に搬入して組み立てる工法である。

〇

鉄骨構造（S）

鉄骨構造（S）のメモはこちら。

正誤問題（2020）
鉄骨構造は、じん性に富み、耐震的に有利な構造にしやすい。

〇

正誤問題（H25）
鉄骨構造は、耐震性に優れるが、耐火性に乏しい。

〇

正誤問題（H26）
鉄骨構造は、耐食性に優れる。

×（鉄骨は、耐食性に劣る）

正誤問題（2023）
鉄骨構造は耐食性に乏しいため、防錆処理が必要である。

〇

正誤問題（H24,2024）
鉄骨構造は、部材の接合によりラーメン構造、トラス構造等に大別できる。

〇

正誤問題（H23,H26,2024）
鉄骨構造の床には、鉄筋コンクリート床板やデッキプレートが用いられる。

〇

正誤問題（2023）
鉄骨構造の梁部材には、形鋼や鋼板の組立て材などが用いられる。

〇

正誤問題（2024）
鉄骨構造に使用される鋼材には、形鋼、平鋼、鋼板等の種類がある。

〇

正誤問題（H24）
鉄骨構造の耐火被覆として、吹き付けアスベストの使用は、現在、禁止されている。

〇

正誤問題（H28）
鋼材の耐火被覆工法には、吹付け工法、巻付け工法、成形板張り工法等がある。

〇

正誤問題（2023）
骨組の耐火被覆の厚さは、耐火時間に応じて設定する。

〇

正誤問題（2022）
鉄骨構造の解体は、一般の鉄筋コンクリート構造より容易である。

〇

正誤問題（H24）
鉄骨造の事務所建築の法定耐用年数は、骨格材の肉厚によって異なる。

〇

鉄筋コンクリート構造（RC）

鉄筋コンクリート構造（RC）のメモはこちら。

正誤問題（H23,H26）
壁式鉄筋コンクリート構造は、低層の集合住宅によく用いられる。

〇

正誤問題（H23）
鉄筋コンクリート構造の強度は、材料の管理や養生などに影響されやすい。

〇

正誤問題（H29）
コンクリートの中性化は、構造体の寿命に大きく影響を与える。

〇

正誤問題（2020）
鉄筋コンクリート構造における鉄筋の腐食は、主にコンクリートのひび割れや中性化に起因する。

〇

正誤問題（2023）
中性化している部分のコンクリート表面からの距離を中性化深さという。

〇

正誤問題（H24）
コンクリートのひび割れは、隅角部や開口部に集中して発生する傾向がある。

〇

正誤問題（2023）
一般に、コンクリートのひび割れ幅が0.1〜0.2mm以上になると鉄筋の腐食が著しくなる。

〇

正誤問題（2020）
鉄筋コンクリート構造の店舗建築の法定耐用年数は、39年である。

〇

プレストレストコンクリート構造（PC構造）

プレストレストコンクリート構造（PC構造）のメモはこちら。

正誤問題（H27）
プレストレストコンクリート構造は、コンクリートに引張力を導入することで、コンクリートのひび割れやクリープが発生しないようにした構造である。

×（引張力→圧縮力）

正誤問題（H27）
混合構造は、鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造等の異なった構造の長所を生かして組み合わせた構造をいう。

〇

正誤問題（2022）
軸組式構法は、木材や鋼材等の軸材で柱、梁(はり)等を組み、そこに面材を取り付けたものをいう。

〇

鋼材

鋼材のメモはこちら。

正誤問題（H24,H28）
鉄骨構造の梁に使用されるH形鋼のウェブは、主にせん断力に対して抵抗する。

〇

正誤問題（2020）
梁(はり)に使用されるH形鋼のフランジは、主にせん断力に対して抵抗する。

×（曲げモーメント力）

正誤問題（H26）
鉄筋コンクリート構造用の鉄筋には、普通棒鋼と異形棒鋼がある。

〇

正誤問題（H24）
鉄筋コンクリート用棒鋼のSDの記号は、異形棒鋼を示す。

〇

正誤問題（2024）
鉄筋コンクリート用棒鋼のSDの記号は、丸鋼を示す。

×（異形棒鋼を示す）

正誤問題（H29）
鉄筋コンクリート用棒鋼SD294Aの記号中の数値は、降伏点強度を示す。

〇

鉄筋工事

鉄筋の名称

鉄筋の名称のメモはこちら。

正誤問題（H28,H30）
柱の主筋は4本以上とし、主筋に直角となるように帯筋が配筋される。

〇

正誤問題（H23）
鉄筋コンクリート構造の梁に入れるせん断補強筋を帯筋という。

×（肋筋）

正誤問題（H26,2021）
柱の帯筋は、主にせん断力に対して配筋される。

〇

正誤問題（H30）
柱の帯筋は、曲げモーメントに抵抗する。

×（せん断力）

正誤問題（H25）
柱の帯筋の間隔は、10cm以下とする。

〇

正誤問題（2023）
柱の帯筋比は、0.2%以上とする。

〇

正誤問題（2024）
柱の帯筋の径は、6mm以上とする。

〇

正誤問題（H24,H29,2024）
鉄筋コンクリート構造の梁に入れるせん断補強筋をあばら筋という。

〇

正誤問題（H25）
梁のあばら筋は、曲げモーメントに対して配筋がある。

×（せん断力）

正誤問題（2021）
梁(はり)のあばら筋は、一般に135°以上に曲げて主筋に定着させる。

〇

かぶり厚さ

かぶり厚さのメモはこちら。

正誤問題（H25）
鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋の表面までの距離をいう。

〇

正誤問題（H28）
鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、コンクリート表面から鉄筋の中心までの距離をいう。

×（鉄筋の表面）

正誤問題（H23）
鉄筋コンクリート構造の鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、鉄筋の防食・防錆等の耐久性上、重要である。

〇

正誤問題（H24,H28）
直接土に接しない柱、梁において鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、3cm以上にしなければならない。

〇

正誤問題（H26）
直接土に接する柱において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは3cm以上としなければならない。

×（4cm以上）

正誤問題（H29,2024）
直接土に接する壁において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、4cm以上としなければならない。

〇

正誤問題（H30）
直接土に接する床において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、4cm以上としなければならない。

〇

正誤問題（2021）
直接士に接する床において、鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、3cm以上としなければならない。

×（4cm以上）

鉄骨の接合

鉄骨の接合のメモはこちら。

正誤問題（H25,2020）
ボルト接合には、高力ボルトが多く用いられる。

〇

正誤問題（2021）
高力ボルト接合の締め付け時の余長は、ねじ山3以上とする。

〇

正誤問題（2022）
高力ボルトの締付け長さは、接合される鋼板の板厚の総和をいう。

〇

正誤問題（H24）
高カボルト接合は、接合材間に生じる曲げモーメントによって力を伝達する。

×（材間圧縮力）

正誤問題（H28）
高力ボルト摩擦接合は、材間引張力により力を伝達する。

×（材間圧縮力）

正誤問題（H25）
溶接継手の形式には、溶接される部材の配置により、重ね継手、突合せ継手、T継手等がある。

〇

正誤問題（2020）
溶接断面の形式には、突合せ溶接、すみ肉溶接、部分溶込み溶接等がある。

〇

コンクリート工事

コンクリートの使用

コンクリートの使用のメモはこちら。

正誤問題（H30）
一般の壁の厚さは、10～15cm程度である。

〇

正誤問題（H26）
耐震壁の厚さが20cm以上の場合には、壁筋を複筋配置とする。

〇

正誤問題（H25）
床のコンクリートの厚さは、一般に13～20cm程度である。

〇

正誤問題（H29）
床のコンクリート厚さは、一般に10cm程度である。

×（13～20cm程度）

正誤問題（H26）
捨てコンクリートは、地盤の上に、底面を平らにするために敷きならしたコンクリートである。

〇

正誤問題（H28）
コンクリートの性質を改良するためのものとして、混和材料がある。

〇

正誤問題（2021）
AE剤は、モルタルやコンクリートの中に多数の微小な空気泡を均一に分布させるために用いる。

〇

正誤問題（2023）
コンクリートの混和材には、フライアッシュ、高炉スラグ、シリカヒューム等がある。

〇

正誤問題（H25,2024）
鉄筋コンクリート部材をプレキャスト化することにより、工期を短縮できる。

〇

正誤問題（H23）
コンクリート強度の確保には、スランプ試験などによる品質管理が重要である。

〇

正誤問題（2021）
スランプ試験によるスランプ値が大きいほど、コンクリートの流動性が高いと評価できる。

〇

正誤問題（H26）
コンシステンシーは、流動に対する抵抗性の程度で表されるフレッシュコンクリートの性質である。

〇

コンクリートに関する現象

コンクリートに関する現象のメモはこちら。

正誤問題（H25）
コンクリート打設後、コンクリート表面にごみや空気などが浮上してできた泥状物質の層をブリージングという。

×（レイタンスの説明）

正誤問題（H29）
ブリージングとは、コンクリート打設後、ペースト中のセメントや骨材が沈降して、分離した水が浮く現象をいう。

〇

選択問題（H30）
空気調和に関する用語として、最も不適当なものは次のうちどれか。
[顕熱比、熱水分比、ブリージング、コンタクトファクタ、混合損失]

ブリージング

正誤問題（H30）
レイタンスは、打設したコンクリートの硬化時に、石灰岩や骨材の微粒粉が表面に層状になったものである。

〇

正誤問題（H29）
コールドジョイントが生じると付着性が低下し、構造上の欠陥になりやすい。

〇

正誤問題（2021）
コンクリートの打設時間の間隔が長くなると、コールドジョイントが生じやすくなる。

〇