洗剤（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

洗剤の特性
合成洗剤
1. 合成洗剤の成分
洗剤の種類
1. 用途による分類
2. 特性による分類

洗剤の特性

洗剤の特性のメモはこちら。

正誤問題（H23）
洗剤は、使用する濃度に比例して洗浄効果が高まる。

×（汚れの度合により、最適な濃度に希釈して用いるのが効果的である）

正誤問題（H27）
洗剤の濃度は、汚れの度合により調整する。

〇

正誤問題（H30）
洗剤は、高濃度で使用するほうがよい。

×（汚れの度合により、最適な濃度に希釈して用いるのが効果的である）

正誤問題（2019,2023）
洗剤は、最適な濃度に希釈して用いるのが効果的である。

〇

正誤問題（2020）
洗剤は、使用する濃度が低ければ低いほどよい。

×（汚れの度合により、最適な濃度に希釈して用いるのが効果的である）

正誤問題（H26）
洗剤を使用する場合は、水素イオン濃度(pH)の高いものを使用すること。

×（pH濃度でアルカリ性・酸性が分かれるが、汚れの種類によって適性がある）

合成洗剤

合成洗剤のメモはこちら。

正誤問題（H23）
合成洗剤は、天然油脂を主剤としている。

×（天然油脂→界面活性剤）

正誤問題（H24）
合成洗剤は、硬水中では洗浄効果が著しく低下する。

×（硬水でも冷水でも、洗浄効果が落ちない）

正誤問題（H25）
合成洗剤は、冷水や硬水にも良く溶け、広く洗浄に使用されている。

〇

合成洗剤の成分

合成洗剤の成分のメモはこちら。

正誤問題（2020）
界面活性剤は、液体の表面張力を高くする働きをもつ。

×（表面張力を低くする働きをもつ）

正誤問題（H26）
界面活性剤には、汚れの再付着を防止する作用がある。

〇

正誤問題（2023）
界面活性剤には、汚れを対象物から離脱させる働きがある。

〇

正誤問題（H23,H27,H29,2020,2022）
洗剤に使用する界面活性剤は、陰イオン系と非イオン系に大別される。

×（陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、両性系の4種類がある）

正誤問題（H24）
洗剤の主剤である界面活性剤には、陰イオン系、陽イオン系、非イオン系、両性系がある。

〇

正誤問題（H29）
合成洗剤の助剤はビルダと呼ばれ、洗浄効果を高める。

〇

正誤問題（H25,H28,H30,2023）
洗剤の助剤は、界面活性剤の表面張力を高めて洗浄力を向上させる。

×（界面活性剤の表面張力を無くし、染み込みやすくして洗浄力を向上させる）

正誤問題（2020,2022）
洗剤の効果を高める助剤(ビルダ)には、汚れの再付着を防止するものがある。

〇

正誤問題（H23,H25）
業務用洗剤では、助剤としてリン酸塩が一般的に使用されている。

×（富栄養化の原因物質のため、リン酸塩はほとんど使用されない）

正誤問題（H24,H27）
洗剤の助剤として、リン酸塩はほとんど使用されていない。

〇

正誤問題（2023）
水道水で希釈して使用する洗剤には、水中のカルシウムやマグネシウムを封鎖する作用をもつ助剤が含まれる。

〇

洗剤の種類

用途による分類

用途による分類のメモはこちら。

正誤問題（H23,H24）
一般用洗剤(万能洗剤)は、弱アルカリ性のものが多い。

〇

正誤問題（H25,H28）
床や家具の洗浄に使う一般用洗剤は、通常、pH4～6の弱酸性である。

×（弱アルカリ性のものが多い）

正誤問題（H24,H26,H27）
一般用洗剤(万能洗剤)には、助剤の添加を控えて、有機溶剤を加えたものがある。

〇

正誤問題（H26）
一般用洗剤は、作業性を高めるため、泡立ちを少なくしている。

〇

正誤問題（H29,H30,2019,2020,2022）
樹脂床維持剤の皮膜手入れ用の表面洗剤は、よく泡立つように作られている。

×（泡立ちが少ないようにして、表面の汚れだけを除去するようにしている）

正誤問題（H26）
表面洗剤は、樹脂床維持剤の皮膜を傷めないように酸性となっている。

×（樹脂床維持剤の皮膜を傷めないように、弱アルカリ性・中性となっている）

正誤問題（2023）
表面洗剤は、中性又はアルカリ性である。

〇

正誤問題（H26）
カーペット用洗剤は、残った洗剤分の粉末化や速乾性などの特徴がある。

〇

正誤問題（H23,H26,H27,H28）
剥離剤は、フロアシーラを容易に剥離できる。

×（フロアシーラ→フロアポリッシュ）

正誤問題（H23,H28,2021）
剥離剤は、酸性で、樹脂床維持剤の皮膜を溶解する。

×（酸性→強アルカリ性）

正誤問題（H23,H26,H28）
剥離剤は、塩化ビニル系床材に変色などの影響を及ぼす。

×（塩化ビニル系床材は耐薬性が強いので影響は少ない）

正誤問題（H27,2021,2023）
ゴム系床材は、剥離剤によって変色やひび割れ等を生じることがある。

〇

正誤問題（H27）
剥離剤は、リノリウム系床材は、変色を生じるおそれがある。

〇

正誤問題（2024）
リノリウム系床材は、剥離剤によって変色やひび割れ等を生じることがある。

〇

正誤問題（2023）
リノリウム床材のフロアポリッシュは、アルカリ性の剥離剤で除去する。

×（変色を生じるおそれがあるので、使用しない）

正誤問題（H28）
剥離剤は、木質床材に変色や組織の破壊などの影響を及ぼす。

〇

正誤問題（H23,H27,2023）
剥離剤は、低級アミンを主剤とし、界面活性剤が添加されている。

〇

正誤問題（H26）
剥離剤は、界面活性剤を主剤とし、低級アミンが添加されている。

×（低級アミンを主剤とし、界面活性剤が添加されている）

正誤問題（H30,2022）
アルカリ性の剥離剤は、清掃作業者の皮膚をおかす恐れがある。

〇

正誤問題（H26）
洗面所の手洗い洗剤として石けん液又は石けんを使用する場合は、廃油又は動植物油脂を原料としたものを使用すること。

〇

正誤問題（H27）
石けんは、硬水中では洗浄力が十分に発揮できない。

〇

特性による分類

特性による分類のメモはこちら。

正誤問題（2023）
洗剤には酸性やアルカリ性があり、水素イオン濃度指数で確認することができる。

〇

正誤問題（H25,H29,H30）
アルカリ性の強い洗剤は、尿石や水あかなどの頑固な汚れの溶解性に優れる。

×（アルカリ性→酸性）

正誤問題（2019,2023）
酸性洗剤は、小便器に付着した尿石や、鉄分を含んだ水垢(あか)等の除去に有効である。

〇

正誤問題（2023）
酸性洗剤は、油汚れに使用する。

×（酸性→アルカリ性）

正誤問題（2019）
アルカリ性洗剤は、幅広い用途に使用されるが、床材や作業方法に注意して使う必要がある。

〇

正誤問題（2019）
研磨剤入り洗剤は、固着した汚れの除去に有効である。

〇