廃棄物（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

廃棄物とは
廃棄物の分類
廃棄物の減量化
廃棄物のリサイクル
1. リサイクルに関する法律

廃棄物とは

廃棄物とはのメモはこちら。

正誤問題（H23）
廃棄物には、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体が含まれる。

〇

正誤問題（H24）
廃棄物とは、汚物又は不要物であって、固形状又は液状のものをいう。

〇

正誤問題（H24）
廃棄物には、家具や自転車などの粗大ごみが含まれる。

〇

正誤問題（H23）
廃棄物には、放射性物質及びこれによって汚染された物は含まれない。

〇

選択問題（H24）
廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定する廃棄物に該当しないものは,次のうちどれか。
[ごみ、放射性物質、燃え殻、ふん尿、動物の死体]

放射性物質

正誤問題（H26,2019）
廃棄物の3成分表示法とは、水分、灰分、可燃物分の3成分の比率(%)で示す。

〇

正誤問題（H27）
灰分は、ごみの焼却処理後の残渣量の算出に用いられる。

〇

廃棄物の分類

廃棄物の分類のメモはこちら。

正誤問題（H23,H24）
一般廃棄物は、産業廃棄物以外の廃棄物である。

〇

選択問題（2024）
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下「廃棄物処理法」という。)における一般廃棄物の定義として、正しいものは次のうちどれか。
[家庭からのみ排出される廃棄物、放射性廃棄物以外の廃棄物、固形状又は液状の廃棄物、産業廃棄物以外の廃棄物、事業活動に伴って発生する廃棄物]

産業廃棄物以外の廃棄物

正誤問題（H27,2020）
事業活動に伴って排出される廃棄物は、事業系一般廃棄物と産業廃棄物とに大別される。

〇

一般廃棄物

一般廃棄物のメモはこちら。

正誤問題（H28,H30）
一般廃棄物は、し尿とごみに大別され、ごみは家庭系ごみと事業系ごみに分かれる。

〇

正誤問題（2019,2021）
事業系一般廃棄物とは、事業活動に伴い発生する廃棄物のうち、産業廃棄物に該当しないものである。

〇

正誤問題（2019）
建築物から発生する事業系一般廃棄物は、古紙と生ごみがほとんどを占める。

〇

正誤問題（H29）
一般廃棄物には、ちゅう芥が該当する。

〇

正誤問題（2019,2020）
厨芥とは、紙くずと雑芥を混合したものである。

×（厨芥とは、いわゆる生ごみである）

正誤問題（H24）
百貨店から排出された段ボールは、一般廃棄物である。

〇

正誤問題（2023）
スーパーマーケットから排出された紙くずは、一般廃棄物である。

〇

産業廃棄物

産業廃棄物のメモはこちら。

正誤問題（H23）
産業廃棄物には、事業活動に伴って生じた廃棄物及び国内の日常生活に伴って生じた廃棄物が含まれる。

×（国内の日常生活に伴って生じた廃棄物は一般廃棄物）

正誤問題（H30,2019,2021,2023）
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃えがら、汚泥等20種類が産業廃棄物として定められている。

〇

正誤問題（2019）
事業活動に伴い発生する廃棄物のうち、ゴムくずは、安定型品目の産業廃棄物の一つに該当する。

〇

正誤問題（H25,H26,2021）
事業活動に伴って生じたプラスチック類を産業廃棄物の許可業者に委託して処理する。

〇

正誤問題（H30,2024）
事業活動に伴って排出されるプラスチック類のうち再生利用されないものを一般廃棄物の許可業者に委託して処理する。

×（産業廃棄物の許可業者）

正誤問題（2019）
事業活動に伴い発生する廃棄物のうち、廃プラスチック類は、業種指定のある産業廃棄物に該当する。

×（業種指定のある産業廃棄物は、紙くず、木くず、繊維くずである）

正誤問題（H26,2020）
飲食店から排出された木くずは、産業廃棄物である。

×（飲食店は、事業に大きく関与する特定の業種ではないので一般廃棄物となる）

正誤問題（2021）
木くずのうち、建設業など特定の業種から排出されたものは、産業廃棄物に該当する。

〇

正誤問題（H24）
建設業から排出された紙くずは、産業廃棄物である。

〇

正誤問題（2020）
紙くずのうち、紙製造業などの特定の業種から排出されたものは、産業廃棄物に該当する。

〇

正誤問題（H26）
百貨店から排出された紙くずは、産業廃棄物である。

×（百貨店は、事業に大きく関与する特定の業種ではないので一般廃棄物となる）

正誤問題（H26）
建設工事から排出された繊維くずは、産業廃棄物である。

〇

正誤問題（H26）
事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、建築物の除去に伴って生じたがれき類は一般廃棄物である。

×（建設工事から排出された廃棄物は産業廃棄物）

正誤問題（H24）
事務所建築物で廃棄されたスチール製机は、産業廃棄物である。

〇

正誤問題（H26）
事務所建築物から廃棄されたスチール机は、一般廃棄物である。

×（産業廃棄物）

正誤問題（2023）
事務所建築物から廃棄された木製の机は、一般廃棄物である。

〇（木製の机は木くずにあたる）

正誤問題（H24）
店舗から排出された発泡スチロールは、産業廃棄物である。

〇

正誤問題（H26,2023）
店舗から廃棄された発泡スチロールは、一般廃棄物である。

×（産業廃棄物）

正誤問題（H25,H28,H29,H30,2019,2021,2024）
し尿を含まないビルピット汚泥は、産業廃棄物に該当する。

〇

正誤問題（H27）
ビルピット汚泥のうち、し尿を含まない雑排水槽からのものは、一般廃棄物に該当する。

×（し尿を含まないビルピット汚泥は、産業廃棄物）

正誤問題（H24,H26,H27,2019）
グリース阻集器から発生する廃棄物は、一般廃棄物として処理する。

×（グリース阻集器で阻集された油分は、産業廃棄物）

正誤問題（H25,H29,H30,2021,2022,2024）
飲食店のグリース阻集器で阻集される油分は、産業廃棄物に該当する。

〇

正誤問題（2023）
レストランから排出された廃天ぷら油は、産業廃棄物である。

〇

特別管理廃棄物

特別管理廃棄物のメモはこちら。

正誤問題（H24,H29,2022）
特別管理廃棄物とは、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有する廃棄物である。

〇

正誤問題（H27）
特別管理廃棄物には、感染性廃棄物、廃PCB、廃石綿等の有害な廃棄物が該当する。

〇

正誤問題（2020）
特別管理一般廃棄物には、都市ごみ焼却施設から生じるばいじん、医療機関などから排出される血液の付着したガーゼ・脱脂綿が該当する。

〇

正誤問題（H23,H30,2019,2023）
特別管理産業廃棄物は、爆発性、毒性、感染性その他の人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものをいう。

〇

正誤問題（H28）
事業活動に伴い発生する廃棄物のうち、ばいじん類は、安定型品目の産業廃棄物に該当する。

×（安定型品目の産業廃棄物ではない）

正誤問題（2020）
医療機関などから排出される感染性のおそれのある産業廃棄物は、特別管理産業廃棄物に該当する。

〇

特殊な廃棄物

特殊な廃棄物のメモはこちら。

正誤問題（2019,2021）
水銀が使用されている蛍光管は、廃棄に関して取扱いが規制されている。

〇

選択問題（H24）
廃棄物の処理及び清掃に関する法律に規定される専ら再生利用の目的となる廃棄物として、該当しないものは次のうちどれか。
[木くず、くず鉄(古銅等を含む。)、あきびん類、古繊維、古紙]

木くず

選択問題（2024）
廃棄物処理法に規定される専ら再生利用の目的となる廃棄物として、該当しないものは次のうちどれか。
[ペットボトル、古紙、くず鉄、あきびん類、古繊維]

ペットボトル

正誤問題（H30,2021,2024）
事業活動に伴って排出される古紙は専ら再生利用の目的となるもので資源回収業者に委託して処理する。

〇

正誤問題（H26）
空きびんは、専ら再生利用の目的となるもので、専門に取り扱うリサイクル業者に委託して処理する。

〇

正誤問題（H29）
専ら再生利用の目的となる廃棄物として、廃プラスチック類が該当する。

×（廃プラスチック類は入っていない）

正誤問題（H25,H26）
建築物内廃棄物の再生利用されない古紙を、一般廃棄物の許可業者に委託して処理する。

〇

正誤問題（H26）
事業活動に伴って排出される生ごみのうち、再生利用されないものを市町村の処理施設へ自ら処理基準に従い搬入する。

〇

正誤問題（H30,2024）
事業活動に伴って排出される生ごみのうち再生利用されないものを一般廃棄物の許可業者に委託して処理する。

〇

正誤問題（H29）
再生利用認定制度の対象となる廃棄物として、廃ゴムタイヤが該当する。

〇

正誤問題（2019）
粗大ごみのうち、スプリングマットレスは、適正処理困難物に該当する。

〇

廃棄物の減量化

ごみの排出量

ごみの排出量のメモはこちら。

正誤問題（H25）
一般廃棄物の年間総排出量は約4500万トンで、経年的に減少傾向にある。

〇

正誤問題（H27）
一般廃棄物の一人1日のごみ排出量は、約2000gである。

×（約900g）

正誤問題（H23,H25,H27,H30,2022）
一般廃棄物の総排出量の内訳は、家庭系ごみ(約70%)、事業系ごみ(約30%)となっている。

〇

正誤問題（H29,2023）
ごみ総排出量は、4539万トンで、そのうち、71%が事業系ごみ、29%が家庭系ごみである

×（家庭系ごみが約70%、事業系ごみが約30%）

正誤問題（H23）
一般廃棄物の排出量は、産業廃棄物より少ない。

〇

正誤問題（H25,H27）
産業廃棄物の年間総排出量は、経年的におおむね、4億トンで推移している。

〇

正誤問題（H29,2023）
業種別の産業廃棄物の排出量では、電気・ガス・熱供給・水道業が最も多い。

〇

正誤問題（H23,H27）
産業廃棄物の総排出量のうち、種類別では汚泥が約44%で最も多い。

〇

正誤問題（H25,2022）
産業廃棄物の総排出量のうち、種類別では、がれき類が約40%で最も多い。

×（汚泥が最も多い）

廃棄物の単位

廃棄物の単位のメモはこちら。

選択問題（H25）
廃棄物の発生量を表す原単位として、通常、用いないものは次のうちどれか。
[kg/(日・人)、kg/(m²・人)、kg/(m²・日)、kg/(m²・月)、kg/(m²・年)]

kg/(m²・人)（時間軸が必要である）

選択問題（2022）
建築物内廃棄物の発生量に関する次の文章の[　　]内に入る原単位として、最も不適当なものはどれか。
建築物における廃棄物の発生量を把握する際に使用される一般的な原単位は、[kg/(m²・年)]が用いられる。
なお、発生量が多い場合は、[kg/(m²・日)]又は、重量の代わりに容量で示す[L/(m²・日)]が用いられる。
その他、人の利用者数で廃棄物発生量が左右される図書館は[kg/(人・年)]が使用される。
また、廃棄物の質を表す単位は、「単位容積質量値」であり[m³/kg]が用いられる。

m³/kg（時間軸が必要である）

正誤問題（H26）
廃棄物発生原単位(kg/m²)を建築物の用途別に比較した場合、店舗ビルの方が事務所ビルより小さい。

×（店舗ビルの方が事務所ビルより大きい）

正誤問題（H26）
家庭から排出される廃棄物に比較し、建築物内で発生する廃棄物の容積質量値は小さい。

〇

正誤問題（H29,2020）
家庭から排出される廃棄物より、事務所建築物の廃棄物の方が、容積質量値は大きい。

×（事務所建築物の廃棄物の方が、容積質量値は小さい）

正誤問題（H27）
ちゅう芥(生ごみ)の容積質量値は、可燃ごみの2～3倍となる。

×（可燃ごみの5～6倍ある）

計算問題（H24）
事務所建築物からちゅう芥が1日当たり0.15m³排出されており、その質量は全廃棄物質量の5%を占めていた。いま、全廃棄物の質量を1日当たり2.4tとすれば、ちゅう芥の単位容積質量値(kg/m³)として、正しいものは次のうちどれか。
[16kg/m³、80kg/m³、360kg/m³、800kg/m³、3200kg/m³]

800kg/m³
　　ちゅう介の質量は、全廃棄物の質量の5％なので、2.4t×0.05＝120kg
　　0.15ｍ³の排出で120kgなので、1m³では、120/0.15＝800kg

計算問題（H26）
事務所建築物からちゅう芥が1日当たり0.2m³排出されており、その質量は全廃棄物質量の5%を占めている。いま、全廃棄物の質量を1日当たり3.0tとすれば、ちゅう芥の容積質量値(kg/m³)として、正しいものは次のうちどれか。
[15kg/m³、75kg/m³、120kg/m³、750kg/m³、1500kg/m³]

750kg/m³
　　ちゅう介の質量は、全廃棄物の質量の5％なので、3.0t×0.05＝150kg
　　0.2ｍ³の排出で150kgなので、1m³では、150/0.2＝750kg

計算問題（H27）
事業所建築物から紙くずが1日当たり2m³排出されており、その質量は全廃棄物質量の10%を占めていた。いま、全廃棄物の質量を1日当たり2.0tとすれば、紙くずの容積質量値(kg/m³)として、正しいものは次のうちどれか。
[10kg/m³、20kg/m³、100kg/m³、200kg/m³、400kg/m³]

100kg/m³
　　紙くずの質量は、全廃棄物の質量の10％なので、2.0t×0.1＝200kg
　　2ｍ³の排出で200kgなので、1m³では、200/2＝100kg

計算問題（H28）
事務所建築物からちゅう芥が1日当たり0.20m³排出されており、その質量は廃棄物質量の5%を占めていた。いま、全廃棄物の質量を1日当たり2.0tとすれば、ちゅう芥の単位容積質量値(kg/m³)として、正しいものは次のうちどれか。
[400kg/m³、500kg/m³、600kg/m³、700kg/m³、800kg/m³]

500kg/m³
　　ちゅう介の質量は、全廃棄物の質量の5％なので、2.0t×0.05＝100kg
　　0.20ｍ³の排出で100kgなので、1m³では、100/0.2＝500kg

計算問題（H30）
事務所建築物がら雑芥が1日当たり5m³排出されており、その質量は全廃棄物量の50%を占めていた。いま、全廃棄物量の質量を1日当たり2.0トンとすれば、雑芥の容積質量値(kg/m³)として正しいものは、次のうちどれか。
[10kg/m³、20kg/m³、100kg/m³、200kg/m³、800kg/m³]

200kg/m³
　　雑介の質量は、全廃棄物の質量の50％なので、2.0t×0.5＝1000kg
　　5ｍ³の排出で1000kgなので、1m³では、1000/5＝200kg

計算問題（2020）
事務所建築物から厨芥が1日当たり0.25m³排出されており、その質量は全廃棄物質量の5%を占めている。いま、全廃棄物質量を1日当たり2.4tとすると、厨芥の単位容積質量値(kg/m³)として、正しいものは次のうちどれか。
[30kg/m³、120kg/m³、300kg/m³、480kg/m³、600kg/m³]

480kg/m³
　　厨芥の質量は、全廃棄物の質量の5％なので、2.4t×0.05＝120kg
　　0.25ｍ³の排出で120kgなので、1m³では、120/0.25＝480kg

計算問題（H23）
容積質量値100kg/m³の廃棄物が、5日間で6t排出されている場合、1日当たりにの排出量(容積)として、正しいものは次のうちどれか。
[0.3m³/日、1.2m³/日、6.0m³/日、12.0m³/日、60.0m³/日]

12.0m³/日
　　5日間で6tなので、1日では、6t/5＝1200kg
　　1m³の質量が100kgなので、1200kgの容積は、1200/100＝12m³

計算問題（H29）
ごみ2m³当たりの質量を600kgとするとき、60Lのごみ容器に収容できるごみの量として、正しいものは次のうちどれか。
[6.0kg、10.0kg、12.0kg、18.0kg、36.0kg]

18.0kg
　　1Lは0.001m³なので、60Lは、0.001×60＝0.06m³
　　2m³の質量が600kgなので、0.06m³の質量は、(600×0.06)/2＝18kg

計算問題（2022）
ごみ2m³当たりの質量を300kgとするとき、60Lのごみ容器に収容できるごみの量として、正しいものは次のうちどれか。
[6kg、9kg、12kg、18kg、36kg]

9kg
　　1Lは0.001m³なので、60Lは、0.001×60＝0.06m³
　　2m³の質量が300kgなので、0.06m³の質量は、(300×0.06)/2＝9kg

計算問題（2021）
建築物内の廃棄物保管場所の算定面積として、正しいものは次のうちどれか。
ただし、作業場の必要面積及び粗大ごみ・再利用物の管理面積は考えないものとする。延べ床面積:10000m²、廃棄物発生量:0.04kg/(m²・日)、保管容器:10kg/個、保管容器1個は0.25m²を占め、保管日数は2日とする。なお、保管容器は平積みとする。
[10m²、20m²、80m²、200m²、500m²]

20m²
　　1日の廃棄物が1m²で0.04kgなので、床面積10000m²では、0.04×10000＝400kg
　　保管日数が2日なので、保管する廃棄物の量は、400×2＝800kg
　　保管容器は1個当たり10kgなので、必要な容器数は、800/10＝80個
　　保管容器1個で0.25m²が必要なので、必要な面積は、80×0.25＝20m²

選択問題（2024）
建築物内の廃棄物発生量に関する原単位の計算値等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
・この建築物の事務所部分の床面積の合計は、10000m²である。
・廃棄物発生量原単位は、0.04kg/(m²・日)又は、0.1L/(m²・日)である。
・1か月の事務所建築物の稼働日は、20日である。
・この事務所建築物の廃棄物の再利用率(リサイクル率)は、60%である。
・この事務所建築物の廃棄物のうち、生ごみの発生量比率は、20%である。
1.再利用を考慮しない時の1日の廃棄物発生量は、400kgである。
2.再利用を考慮しない時の1か月の廃棄物発生量は、8000kgである。
3.この事務所建築物のごみの単位容積質量値は、0.4kg/Lである。
4.再利用を考慮した時の1日の廃棄物発生量は、240kgである。
5.再利用を考慮しない時の1日の生ごみ発生量は、80kgである。

4
　　1日の廃棄物発生量＝0.04×10000＝400kg
　　再利用率60％なので、残りの廃棄率は40％
　　再利用を考慮した時の1日の廃棄物発生量＝400×0.4＝160kg

廃棄物の発熱量

廃棄物の発熱量のメモはこちら。

正誤問題（H26）
廃棄物の発熱量は、廃棄物の焼却処理施設を設計する場合に必要となる。

〇

正誤問題（H27）
単位質量当たりの発熱量は、ごみの焼却施設の余熱利用などの算出に用いられる。

〇

減量化・減容化

減量化・減容化のメモはこちら。

正誤問題（2021）
焼却施設は、減量化に該当する。

〇

正誤問題（2021）
粗大ごみ処理施設は、減容化に該当する。

〇

正誤問題（2019,2023）
粗大ごみ処理施設は、破砕・選別技術を用いている。

〇

正誤問題（H29,2020,2023）
ごみの中間処理量は、4010万トンで、そのうち、焼却処理が85%である。

〇

正誤問題（H25,H27,2020）
焼却処理で、ごみの重量は、15%程度まで減量化されている。

〇

正誤問題（H25,H27,2019,2020,2023）
焼却処理で、ごみの容積は、5～10%に減容化されている。

〇

正誤問題（H25,H28）
焼却処理では、通常、ごみは800℃以上の高温で焼却されている。

〇

正誤問題（H25）
ごみの焼却処理は、大気汚染防止対策に関係する。

〇

正誤問題（2020）
800℃以上の高温で焼却されることによって、ごみに含まれる悪臭物質は熱分解される。

〇

正誤問題（H23,H25）
ごみ焼却に伴って、発電、温水プールへの温水・熱供給等の余熱利用が行われている。

〇

正誤問題（H28）
平成23年度においては、全国の焼却施設の約1/4で、余熱を利用した発電が行われている。

〇

正誤問題（2020）
約70%のごみ焼却処理施設で、余熱を利用した発電が行われている。

×（約1/4）

正誤問題（2022）
ごみの収集・運搬は、余熱利用に関係する。

×（余熱利用は、ごみの焼却処理である）

安定化

安定化のメモはこちら。

正誤問題（2021）
焼却残渣溶融施設は、安定化に該当する。

〇

資源化

資源化のメモはこちら。

正誤問題（2022）
ごみの総資源化(再生)量は、ごみの総排出量の約20%となっている。

〇

正誤問題（H25,H29,2022,2023）
産業廃棄物の総排出量の52%に当たる約2億トンが再生利用されている。

〇

正誤問題（H29）
ごみの総資源化量は、930万トンで、そのうち、住民団体による集団回収量が265万トンである。

〇

正誤問題（2021）
ごみ燃料化施設は、安定化に該当する。

×（資源化に該当する）

正誤問題（2019,2023）
ごみ燃料化施設は、選別・乾燥技術を用いている。

〇

正誤問題（2021）
高速堆肥化施設は、資源化に該当する。

〇

廃棄物のリサイクル

廃棄物のリサイクルのメモはこちら。

穴埋め問題（H23）
循環型社会形成推進基本法において「循環的な利用」とは、[　ア　]、[　イ　]及び熱回収をいう。
[ア：再使用、再資源化、資源回収　イ：再生利用、循環促進、発生抑制]

ア：再使用　イ：再生利用

穴埋め問題（2023）
循環型社会形成推進基本法の第2条で「循環型社会」とは、製品等が廃棄物等となることが抑制され、並びに製品等が循環資源となった陽合においてはこれについて適正に循環的な利用が行われることが促進され、及び循環的な利用が行われない循環資源については適正な処分が確保され、もって[　ア　]の消費を抑制し、[　イ　]ができる限り低減される社会をいうとされている。
[ア：循環資源、天然資源　イ：経済への負担、健康への被害、環境への負荷]

ア：天然資源　イ：環境への負荷

正誤問題（H24）
3Rとは、循環型社会に関係する。

〇

正誤問題（H26）
循環型社会形成推進基本法に基づく基本計画において、廃棄物の発生を抑制(リデュース)、再使用(リユース)及び再生利用(リサイクル)を推進することとした。

〇

選択問題（H25）
廃棄物処理に関する語句の組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.リデュース：発生の抑制
2.リユース：再使用
3.コンポスト：ごみ燃料化
4.サーマルリサイクル：熱回収
5.マテリアルリサイクル：再生利用

3（コンポストは、ごみの資源化に該当する）

選択問題（2019）
循環型社会形成に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.生産において、マテリアルリサイクルを進める。
2.消費・使用において、リデュースを進める。
3.廃棄において、リユースを進める。
4.処理において、サーマルリサイクルを進める。
5.最終処分において、天然資源の投入を進める。

5（最終処分は埋め立て処理なので、天然資源の投入は矛盾している）

選択問題（2024）
循環型社会の形成に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.生産において、積極的にマテリアルリサイクルを行う。
2.生産において、積極的にリユースを行う。
3.消費・使用において、積極的にリデュースを行う。
4.焼却処理において、積極的にサーマルリサイクルを行う。
5.最終処分において、積極的に天然資源を投入する。

5（最終処分は埋め立て処理なので、天然資源の投入は矛盾している）

正誤問題（2020）
環境負荷を削減するために、リユース、リサイクル等が重要である。

〇

正誤問題（2021）
ごみの再生(リサイクル)は、主にごみを再び製品の原料などの有用物として資源化することである。

〇

正誤問題（H24,2022）
ごみのリサイクルは、市町村による資源化及び住民団体による集団回収によって進められている。

〇

正誤問題（H27）
ごみを燃やした際に発生する熱を回収する方法をマテリアルリサイクルという。

×（サーマルリサイクル）

リサイクルに関する法律

リサイクルに関する法律のメモはこちら。

穴埋め問題（H24）
「特定家庭用機器[　ア　]法は、特定家庭用機器の小売業者及び製造業者等による特定家庭用機器廃棄物の収集及び運搬並びに[　ア　]等に関し、これを適正かつ円滑に実施するための措置を講ずることにより、廃棄物の[　イ　]及び再生資源の十分な利用等を通じて、廃棄物の適正な処理及び資源の有効な利用の確保を図り、もって生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
[ア：再商品化、再利用化、再資源化　イ：減量、活用]

ア：再商品化　イ：減量

正誤問題（H26）
家電製品の効果的なリサイクルと廃棄物の減量化を図るために制定されたのが、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)である。

〇

正誤問題（2022）
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、市町村による消費者からの廃家電の引き取りを促進する。

×（市町村→小売業者）

選択問題（H23）
特定家庭用品機器再商品化法、(家電リサイクル法)に規定されていないものは、次のうちどれか。
[ウィンド形エアコンディショナー、パーソナルコンピュータ、電気冷蔵庫、プラズマ式テレビ、電気洗濯機]

パーソナルコンピュータ（エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目）

正誤問題（H29）
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)では、小売業者の責務により、掃除機、電子レンジ、パーソナルコンピューター等の廃家電の再商品化を促進することとされている。

×（エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目）

正誤問題（H30）
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)は、家庭用エアコン、テレビ(ブラウン管式、液晶式、プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目が該当する。

〇

正誤問題（2021）
特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)は、食器洗い乾燥機が該当する。

×（エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目）

正誤問題（2023）
家電リサイクル法は、電子レンジが該当する（特定家庭用機器再商品化法）。

×（エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機の4品目）

穴埋め問題（H27）
使用済小型電子機器等に使用されている金属等を回収し、[　　]の促進、資源の有効利用の確保を図ることを目的とした法律が平成25年4月に施行された。
[減量化、再使用、分別収集、再資源化、排出抑制]

再資源化

正誤問題（H29）
使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)では、消費者及び事業者は、使用済小型電子機器等に利用されている金属等の回収を促進することとされている。

〇

正誤問題（H30,2023）
小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)は、携帯電話、デジタルカメラ、ゲーム機器等28品目が該当する。

〇

正誤問題（2021）
使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)は、携帯電話が該当する。

〇

正誤問題（H26）
空き缶、プラスチック類等の食品包装の分別排出、分別収集、再商品化の促進を目的として制定されたのが、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)である。

×（容器包装リサイクル法の説明）

正誤問題（H29,2022）
食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)では、食品関連事業者は、再生利用等の基準に従い再生利用を促進することとされている。

〇

正誤問題（H30）
食品リサイクル法(食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律)は、食品関連事業者(食品の製造・加工・販売業者等)が該当する。

〇

正誤問題（2021,2023）
食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)は、食品残渣が該当する。

〇

正誤問題（H29）
容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル法)では、容器包装の製造事業者及び容器包装の利用業者は、再商品化を促進することとされている。

〇

選択問題（H23）
平成7年6月に公布された「容器包装に係る[　　]及び再商品化の促進等に関する法律」に基づいて、建築物環境衛生管理技術者は、廃棄物の[　　]に今まで以上に注意を払う必要がある。
[減量化、資源利用、再使用、分別収集、再資源化]

分別収集

正誤問題（2022）
容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)は、市町村による容器包装の分別収集を促進する。

〇

正誤問題（H30,2023）
容器包装リサイクル法(容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律)は、空き缶、プラスチック等容器包装廃棄物が該当する。

〇

正誤問題（2021）
容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律(容器リサイクル法)は、ペットボトルが該当する。

〇

正誤問題（2019）
一般廃棄物のびんは、容器包装リサイクル法の対象物に該当する。

〇

正誤問題（H26,H29）
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)では、建設事業者は、建設資材廃棄物の分別解体と再資源化を促進することとされている。

〇

正誤問題（2022）
建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)は、工事の受注者による分別解体等の実施を促進する。

〇

正誤問題（H30）
建設リサイクル法(建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律)は、環境負荷の少ない物品の調達の推進が該当する。

×（建設資材廃棄物の分別解体と再資源化の促進）

正誤問題（2021,2023）
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)は、木材が該当する。

〇

正誤問題（2022）
自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)は、製造事業者によるシュレッダーダスト等の再資源化を促進する。

〇