防災設備（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

消防法

消防法のメモはこちら。

正誤問題（H25）
消防法を所管する官庁は、総務省である。

〇

正誤問題（2021）
消防法は、内閣府が所管している。

×（総務省）

火災関連の用語

火災関連の用語のメモはこちら。

正誤問題（2019,2021,2023,2024）
耐火性能とは、通常の火災が終了するまでの間、建築物の倒壊・延焼を防止するために、建築物の部分に必要な性能のことをいう。

〇

正誤問題（H30）
防火性能とは、建築物の周囲において発生する通常の火災による延焼を抑制するための外壁・軒裏に必要な性能である。

〇

正誤問題（H29）
防炎物品は、カーテン、絨毯(じゅうたん)等に薬剤処理を施し、着火、展炎しにくくしたものである。

〇

正誤問題（2024）
防炎製品は、カーテン、暗幕、絨毯等に薬剤処理をして着火や燃え広がりを効果的に抑制したもので、消防法令で定められている。

×（防炎製品→防炎物品）

正誤問題（2020）
避難安全検証法や耐火性能検証法は、建築基準法令に定められている性能規定である。

〇

正誤問題（H26）
火災の拡大防止のため、特定防火設備で区画化して防火区画を作る。

〇

正誤問題（2020,2024）
特定防火設備とは、シャッタや防火扉等、火災を閉じ込めることができる設備のことである。

〇

正誤問題（H27）
展炎性は、材料の燃え広がりのしやすさである。

〇

正誤問題（H27）
着火性とは、火のつきやすさである。

〇

正誤問題（2021）
延焼のおそれのある部分とは、可燃性の材料が使われている建築物の外壁部分をいう。

×（隣地や道路で火災が発生したときに、火が燃え移るおそれのある範囲のこと）

正誤問題（H24,H29,2020）
火災荷重は、建築部材などの可燃物の潜在発熱量を、木材の発熱量で規準化した単位面積当たりの可燃物重量のことである。

〇

正誤問題（H27）
火災荷重は、単位床容積当たり可燃物重量である。

×（建物内の可燃物の発熱量を木材の発熱量で換算した、単位面積当たりの可燃物重量のこと）

災害全般の用語

災害全般の用語のメモはこちら。

正誤問題（2019,2022,2023）
Jアラートは、緊急の気象関係情報、有事関係情報を国から住民等に伝達するシステムである。

〇

正誤問題（H25,2024）
ライフラインは、生活を維持するための施設である。

〇

正誤問題（H28）
ライフラインは、建築物を保全するための諸設備である。

×（電気・ガス・水道・通信などの生活を維持するための施設）

正誤問題（2019）
集中豪雨時に浸水しやすい地下街、地下階への浸水対策として、止水板、土嚢(どのう)が用いられる。

〇

正誤問題（2020）
降雨集中は、排水・水防対策の強化に関係する。

〇

正誤問題（2024）
非常用発電機により電力供給される防災負荷とは、消火設備、排煙設備等に必要な電力負荷のことである。

〇

消防法における建築物

消防法における建築物のメモはこちら。

正誤問題（H24）
特定防火対象物は、ホテルが該当する。

〇

正誤問題（2020）
消防法における特定防火対象物にあっては、消防用設備等の設置及び維持に関する規定は、新規に建築される建築物に限られる。

×（遡及(過去の建物であっても現行の基準が適用される)が適用される）

防火・防災管理制度

防火・防災管理制度のメモはこちら。

正誤問題（2020）
高さ31mを超える高層建築物の管理者は、消防法における防火管理者を定め、消防計画を作成する。

〇

正誤問題（2020,2024）
大規模事業所においては、従来の防火管理者、自衛消防組織に加えて、大地震などに備えた防災管理者を置くことが必要である。

〇

正誤問題（2022）
大規模事業所では、地震被害の軽減のため、防火管理者の選任が義務付けられている。

×（防火管理者→防災管理者）

正誤問題（H30）
防災管理者は、当該建築物について地震の被害軽減のための自主検査を行う。

〇

選択問題（2023）
法令で定められている建物の防火防災に関わる管理体制に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.複数の管理権原者からなる防火対象物においては、共同防火管理体制を構築する必要がある。
2.一定の規模の建築物では、事業所単位や建築物単位で有資格の防火管理者を選任し、消防計画を作成する必要がある。
3.指定数量以上の危険物がある防火対象物では、防火管理者として危険物取扱者を選任する必要がある。
4.建築基準法令で定める特定建築物は、建築物調査・防火設備検査・建築設備検査の定期報告対象となる。
5.大規模事業所においては、従来の防火管理者、自衛消防組織に加えて、大地震などに備えた防災管理者を置くことが必要である。

3（危険物取扱者である必要はない）

消防設備の分類

消防設備の分類のメモはこちら。

選択問題（H25）
消防法に定める「消防の用に供する設備」に該当しないものは、次のうちどれか。
[屋内消火栓設備、排煙設備、誘導灯、消火器、すべり台]

排煙設備

選択問題（H30）
消防法施行令に定める消防の用に供する設備として、該当しないものは次のうちどれか。
[屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、排煙設備、自動火災報知設備、誘導標識]

排煙設備

正誤問題（2019）
排煙設備は、消防法施行令に定めるところの消防の用に供する設備に含まれる。

×（排煙設備は、消防活動上必要な施設に該当する）

選択問題（H24）
消防法に定める「消火活動上必要な施設」として、該当しないものは次のうちどれか。
[排煙設備、連結散水設備、無線通信補助設備、自動火災報知設備、非常コンセント設備]

自動火災報知設備

消防設備の保守

消防設備の保守のメモはこちら。

正誤問題（H27,2020）
法定定期点検の内容は、作動点検、外観点検、機能点検、総合点検である。

〇

正誤問題（2022,2024）
外観点検は、損傷の有無等の外観から判断できる事項を、消防用設備等の種類等に応じ、点検基準に従い確認する。

〇

正誤問題（H27,2024）
消防の用に供する設備のうち、動力消防ポンプ設備は、1年に1回作動点検を行う。

×（6カ月に1回）

正誤問題（2020）
消防用設備等に附置される動力消防ポンプは、6カ月に1回作動点検を行う。

〇

正誤問題（2022）
消防用設備等に附置される自家発電設備は、1年に1回機器点検を行う。

×（6カ月に1回）

正誤問題（H27,2024）
特定防火対象物における法定定期点検の結果とその不備に関する是正措置の報告は、1年に1回である。

〇

正誤問題（2020）
特定防火対象物における法定定期点検の結果とその不備に関する是正措置の報告は、3年に1回行う。

×（1年に1回）

正誤問題（2022）
一定規模以上の建築物における定期点検の結果は、特定防火対象物で1年に1回、非特定防火対象物で3年に1回報告する。

〇

正誤問題（H27,2020,2022）
特定防火対象物で一定規模以上のものは、消防設備士又は消防設備点検資格者が点検する。

〇

正誤問題（2020,2024）
防火設備定期検査制度により、特定行政庁が定める特定建築物の防火設備は、一級建築士、二級建築士又は防火設備検査員が、1年に1回作動状況などを確認する。

〇

正誤問題（2022,2024）
防火管理者は日常の点検項目として、消防用設備の異常信号などについて確認し、異常が認められたら直ちに修理し、機能回復を図る。

〇

火災の種類と消火方法

火災の種類と消火方法のメモはこちら。

正誤問題（2020）
火勢は、窓などの開口条件によらず、建物内部の可燃物量が多いほど激しくなる。

×（窓などの開口条件による酸素の供給が影響する）

正誤問題（H24）
フラッシュオーバとは、初期火災が関係する。

×（室内の温度が急激に上昇し、室全体が一気に燃え上がる現象のこと）

正誤問題（H29）
火災室内の温度が急激に上昇し、火炎が噴出し、燃焼が一気に室全体に拡大する急速な燃焼現象をフラッシュオーバという。

〇

選択問題（2023）
火災性状に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.フラッシュオーバーは、着火源から部屋全体に急速に燃焼拡大する現象である。
2.火災時に階段等の竪穴区画に煙が入った場合、煙突効果によって上階へ急速な煙の伝播を招くおそれがある。
3.減光係数は、煙の有毒性の定量的評価に用いられる指標である。
4.火災時に室内の上部に形成される高温度の煙層は、火勢の拡大を促進させる要因の一つである。
5.プルームは、火源の上方に形成される燃焼反応を伴わない熱気流のことである。

3（減光係数は、煙の濃度の指標）

正誤問題（H24,H28,H29,2023,2024）
消火器は、初期発見段階での消火で使用する。

〇

正誤問題（H29）
消火方法としては、燃焼の3要素である可燃物、酸素、着火源の一つ以上の要素を取り除くことを原則としている。

〇

消火器の形式と能力

消火器の形式と能力のメモはこちら。

正誤問題（H24）
消火器は、能力単位が関係する。

〇

正誤問題（2023）
各種消火器の消火能力を表す能力単位は、家庭用消火器の消火能力を「1」とした相対値で算定される。

×（A火災の場合、8Lのバケツ3杯の水の消火能力を1とする）

消火器の分類

消火器の分類のメモはこちら。

正誤問題（H29）
金属火災に対しては、水による消火が危険になる場合がある。

〇

正誤問題（2019）
粉末消火設備は、消火薬剤として炭酸水素ナトリウムなどの粉末を使用する。

〇

屋内消火栓

屋内消火栓のメモはこちら。

正誤問題（H25,H30,2019）
屋内消火栓設備は、建築物の関係者や自衛消防隊が初期消火を目的として使用するものである。

〇

正誤問題（H28,2024）
屋内消火栓は、公設消防隊が使用するもので、消防隊専用栓とも呼ばれる。

×（建築物の関係者や自衛消防隊が初期消火を目的として使用する）

正誤問題（H23）
1号消火栓のポンプの遠隔起動は、屋内消火栓箱内の起動用押ボタンを押して行う。

〇

正誤問題（H26）
2号消火栓は、一人でも容易に操作できるように開発されたものである。

〇

正誤問題（2023）
屋内消火栓設備には1号消火栓と2号消火栓があり、工場・倉庫では2号消火栓が設置される。

×（大規模火災の恐れがある場所では1号を設置する）

屋外消火栓

屋外消火栓のメモはこちら。

正誤問題（H28,2023）
屋外消火栓には、消火栓弁・ホース・ノズルを内蔵した屋外消火栓箱型と、地下ピット格納型、地上スタンド型がある。

〇

スプリンクラー設備とは

スプリンクラー設備とはのメモはこちら。

正誤問題（H24,H28,H30）
スプリンクラ設備は、火災が発生した際に、自動的に散水して初期消火するものである。

〇

正誤問題（2019,2022）
小規模社会福祉施設では、上水道の給水管に連結したスプリンクラ設備の使用が認められている。

〇

スプリンクラー設備の構成

スプリンクラー設備の構成のメモはこちら。

正誤問題（H25,2019）
閉鎖型予作動式スプリンクラー設備は、アトリウムなどの大空間に設置される。

×（火災部分だけの散水となるので、電算室などで使われる）

正誤問題（2023）
閉鎖型スプリンクラ設備は、火災が発生した際に、スプリンクラヘッドが熱感知し、散水して初期消火するものである。

〇

正誤問題（2024）
閉鎖型スプリンクラー設備は、自動散水による消火である。

〇

正誤問題（H23）
開放型スプリンクラー設備は、火災時にスプリンクラーヘッドの感熱部が分解することにより散水する。

×（手動起動弁や感知器により一斉に散水する）

正誤問題（H26）
放水型スプリンクラ設備は、アトリウムや大空間部に設置される。

〇

正誤問題（H27）
スプリンクラー設備については、ヘッドの変形や損傷を日常の点検項目とする。

〇

その他の散水消火設備

その他の散水消火設備のメモはこちら。

正誤問題（H23）
泡消火設備は、感知用スプリンクラーヘッドの火災感知又は手動起動弁の開放により泡ヘッドから泡が放出する。

〇

正誤問題（H29）
泡消火設備は、希釈作用により消火する。

×（冷却効果・窒息効果で消火する）

正誤問題（2023）
泡消火設備は、消火薬剤による負触媒作用を主とした消火方法である。

×（冷却効果・窒息効果で消火する）

正誤問題（H24,H25,H30,2024）
泡消火設備は、油火災を対象としている。

〇

正誤問題（H26）
泡消火設備は、ボイラ室などに設置される。

×（駐車場や飛行機の格納庫などに設置される）

正誤問題（H28,2019,2022）
泡消火設備は、駐車場や飛行機の格納庫などに設置される。

〇

不活性ガス消火設備とは

不活性ガス消火設備とはのメモはこちら。

正誤問題（H24,H30）
不活性ガス消火設備は、負触媒作用による消火である。

×（希釈作用を主とした消火方法）

正誤問題（H25）
不活性ガス消火設備は、不活性ガスの放出による希釈作用を主とした消火方法である。

〇

正誤問題（2023）
不活性ガス消火設備は、不活性ガスの放出による酸素濃度の低下を主とした消火方法である。

〇

正誤問題（2024）
ハロゲン化物消火設備は、負触媒作用による消火である。

〇

正誤問題（2019）
ハロゲン化物消火設備は、負触媒作用による優れた消火効果があり、コンピュータルーム、図書館など水損被害が懸念される用途の空間で普及している。

×（解答は誤りですが、正しい気もします…）

正誤問題（2022）
不活性ガス消火設備は、事務室に設置される。

×（電気室、通信機械室など水損被害が懸念される場所に設置される）

正誤問題（2022）
ハロゲン化物消火設備は、通信機器室に設置される。

〇

正誤問題（2023）
地球環境の問題から、現在はトリフルオロメタン(HFC-23)などがハロン代替薬剤として用いられている。

〇

不活性ガス消火設備の操作

不活性ガス消火設備の操作のメモはこちら。

正誤問題（H23）
不活性ガス消火設備の作動に当たっては、対象室が無人になったことを確認してから不活性ガスを放出する。

〇

正誤問題（H26）
不活性ガス消火設備は、手動起動装置の扉を開けて警報を発してから、起動スイッチを押すことによって作動する。

〇

自動火災報知設備とは

自動火災報知設備とはのメモはこちら。

正誤問題（H25,2023）
自動火災報知設備は、受信機、感知器、中継器、発信機、ベル等の音響装置及び表示灯で構成される。

〇

正誤問題（H26）
火災の早期発見、初期消火のため、自動火災報知機やスプリンクラ設備などを設置する。

〇

熱感知器

熱感知器のメモはこちら。

正誤問題（H24）
熱感知器は、差動式がある。

〇

正誤問題（H25）
熱感知器は煙感知器に比べて、燻煙状態での火災の早期感知に適している。

×（煙感知器のほうが適している）

正誤問題（H25）
差動式熱感知器は、感知器の周辺温度上昇率が一定以上になったとき作動する。

〇

正誤問題（H29,2019）
差動式熱感知器は、感知器の周辺温度が定められた一定温度以上になると作動する。

×（定温式熱感知器の説明）

煙感知器

煙感知器のメモはこちら。

正誤問題（H25）
煙感知器は、感知器周辺の空気に一定以上の煙が含まれるときに火災を感知する。

〇

正誤問題（2019）
煙感知器は、熱感知器に比べ火災の検知が早く、アトリウムや大型ドームのような大空間での火災感知に適している。

×（煙が拡散してしまう大空間での感知には適さない）

選択問題（H24）
自動火災報知設備で用いられる煙感知器の方式として、最も適当なものは次のうちどれか。
[補償式、定温式、イオン化式、紫外線式、赤外線式]

イオン化式

炎感知器

炎感知器のメモはこちら。

正誤問題（H25）
炎感知器は、炎から放射される紫外線や赤外線の強度により火災を感知する。

〇

正誤問題（H25）
炎感知器は、アトリウムや大型ドームなどの高天井の場所での火災監視に適している。

〇

避難設備とは

避難設備とはのメモはこちら。

正誤問題（H23）
廊下、階段、出入口等の建築物に常設固定のものを避難施設と呼ぶ。

〇

正誤問題（2020）
すべり台や避難ロープは、消防法で定められている避難器具に含まれる。

〇

正誤問題（H23）
自力で避難することが困難な災害弱者に対する配慮をする。

〇

避難路

避難路のメモはこちら。

正誤問題（H23,H26,H27）
避難の原則として、二方向以上の避難経路を確保する。

〇

正誤問題（2020）
高層ビルの避難計画では、効率的な避難が行えるよう、2以上の避難階段は、できるだけ近接して配置するのが望ましい。

×（2方向避難確保のため、階段は別方向に2か所設ける）

正誤問題（H23）
避難動線、日常動線と区別することが望ましい。

×（日常動線と一致させたほうがよい）

正誤問題（H26）
避難動線は、日常動線と一致させる。

〇

正誤問題（H23）
避難経路は、単純明快なものとする。

〇

正誤問題（H26）
劇場、集会場等における客室からの出口の戸は、内開きとする。

×（外開きとする）

正誤問題（2019）
劇場における客席からの出口の戸は、内開きとしてはならない。

〇

正誤問題（2019,2021）
直通階段とは、建築物の避難階以外の階の居室から、避難階又は地上に直通する階段のことをいう。

〇

正誤問題（H30）
避難階は、傾斜地などに建築されている場合には、複数生ずることがある。

〇

正誤問題（2020）
高層ビルなどに設けられる特別避難階段とは、防排煙対策が講じられた安全性の高い直通階段のことである。

〇

誘導設備

誘導設備のメモはこちら。

正誤問題（2020）
高層ビルでは避難の完了に時間を要するため、誘導灯の点灯継続時間は60分と定められている。

〇

正誤問題（H25,2023）
非常用照明は、停電を伴った災害発生時に居住者や利用者を安全に避難させるための設備である。

〇

正誤問題（2019）
「非常用の照明装置」は、停電を伴った災害発生時に安全に避難するための設備で、消防法により設置場所・構造が定められている。

×（消防法→建築基準法）

正誤問題（H27）
非常用の蛍光灯照明装置は、床面で2lx以上の照度を確保しなければならない。

〇

正誤問題（2020,2024）
非常用の照明装置における避難上有効な照度は、光源がLEDランプの場合、白熱電灯の倍の2lx以上としなくてはならない。

〇

正誤問題（H30）
病院の病室は、非常用の照明装置の設置が免除される。

〇

連結送水管

連結送水管のメモはこちら。

正誤問題（H24,H26,H29,H30）
連結送水管は、公設消防隊が使用するもので、消防隊専用栓と呼ばれる。

〇

正誤問題（2023）
連結送水管設備では、高置水槽が置かれる場合、建築物の高さが70mを超える場合においてもブースターポンプは不要である。

×（高さが70mを超える場合は、湿式にしてブースターポンプが必要である）

連結散水設備

連結散水設備のメモはこちら。

正誤問題（H23,H25）
連結散水設備は、消防ポンプ車が送水口に連結して送水し、散水ヘッドから放水して消火する。

〇

正誤問題（2019,2022）
連結散水設備は、消火活動が困難な地下街に設置される。

〇

正誤問題（2023）
連結散水設備は、一般の人が操作しやすい消火設備である。

×（公設消防隊が使用する）

非常用コンセント設備

非常用コンセント設備のメモはこちら。

正誤問題（2019）
地階を除く階数が、11階以上の階に、非常コンセント設備の設置が義務付けられている。

〇

非常用進入口

非常用進入口のメモはこちら。

正誤問題（H28）
非常用の進入口は、外部から開放し、又は破壊して室内に進入できる構造とする。

〇

正誤問題（H28）
非常用の進入口は、原則として3階以上の階に設置が義務付けられている。

〇

正誤問題（2024）
非常用進入口は、非常時の消防隊の進入口として用いられるもので、逆三角形の赤色反射塗料で3階以上の階の窓等に表示される。

〇

非常用エレベーター

非常用エレベーターのメモはこちら。

正誤問題（H28,2020）
非常用エレベータは、火災時には、入居者より消防隊の使用が優先される。

〇

正誤問題（H27）
非常用エレベーターの設置義務は、電気事業法により定められている。

×（建築基準法）

正誤問題（H30）
非常用エレベータの設置義務は、建築基準法により定められている。

〇

正誤問題（2022）
非常用エレベーターの設置義務は、消防法により定められている。

×（建築基準法）

正誤問題（H25,H26,H28,2023）
建築基準法の規定により、高さ31mを超える建築物には、原則として非常用の昇降機を設けなければならない。

〇

正誤問題（2023）
非常用エレベーターを複数設置する場合は、まとまった位置に設けるのがよい。

×（避難上および消火上有効な間隔を保って配置する）

排煙設備とは

排煙設備とはのメモはこちら。

正誤問題（H29）
防排煙対策の目的は、種々の手段により煙の挙動を制御し、安全な避難経路や消防活動拠点を確保することである。

〇

正誤問題（2020）
避難経路となる廊下や階段に煙が侵入しないよう、防排煙対策が必要である。

〇

排煙方式

排煙方式のメモはこちら。

選択問題（H23）
防煙・排煙設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.自然排煙方式は、火災室から直接外気に面する窓や排煙口より煙を排出させる方法である。
2.機械排煙方式は、フラッシュオーバ後の火災盛期の排煙に有効である。
3.蓄煙方式は、天井の高い大空間の競技場やアトリウムで採用される場合がある。
4.防煙・排煙設備は、火災時に避難経路や安全区画などに煙が侵入することを防ぐ設備である。
5.加圧防煙方式は、長時間安全性を確保する必要のある場所に適している。

2（機械排煙方式は、フラッシュオーバ前の初期段階の排煙に有効である）

選択問題（2021）
火災時の排煙対策に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.自然排煙方式では排煙窓の他に、当該室の下部に給気経路を確保することが望ましい。
2.排煙設備の給気機の外気取入口は、新鮮な空気を取り入れるため屋上に設置するのが望ましい。
3.機械排煙方式では、火災室が負圧になり廊下への漏煙を防止できるが、避難扉の開閉障害が生じるおそれがある。
4.加圧防煙は、階段室への煙の侵入を防止するため階段室付室や廊下に用いられることが多い。
5.第2種排煙の煙排出量は、排煙窓位置での内外圧力差と排煙窓の有効面積で定まる。

2（屋上に設置すると煙を吸い込んでしまう）

正誤問題（2024）
第二種排煙は、給気ファンにより排煙対象室に正圧をかけた排煙で、押出し排煙とも呼ばれる。

〇