振動（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

振動の単位
1. 振動レベル
2. 時間率レベル
振動の特徴
人体と振動
1. 振動の感覚
2. 振動による障害
防振

振動の単位

振動の単位のメモはこちら。

正誤問題（H26）
振動の基本的物理量は、変位、速度、加速度、周波数等である。

〇

振動レベル

振動レベルのメモはこちら。

正誤問題（H23）
振動レベルとは、聴覚補正した振動加速度レベルのことである。

×（振動感覚補正）

正誤問題（H25,2023）
振動レベルの単位は、Hz(ヘルツ)である。

×（dB　デシベル）

正誤問題（H26,2020,2021）
振動レベルの単位は、dB(デシベル)である。

〇

正誤問題（H27,H30）
振動加速度の単位は、m/s²である。

〇

正誤問題（H30,2022）
対象振動が正弦波の場合、振動加速度の実効値は、最大振幅の1/√2で求められる。

〇

正誤問題（2024）
対象振動が正弦波の場合、振動加速度の実効値は、加速度の最大振幅の1/2で求められる。

×（1/√2）

正誤問題（H23,H29）
振動感覚閾値は、地震の震度0(ゼロ)の限界に相当する振動レベル55dBである。

〇

時間率レベル

時間率レベルのメモはこちら。

正誤問題（2019,2023）
不規則かつ大幅に変動する振動のレベルは、時間率レベルで表示する。

〇

正誤問題（H29,2022）
時間率レベルとは、あるレベル以上の振動に対する曝露(ばくろ)時間が観測時間内に占める割合のことをいう。

〇

正誤問題（H30）
不規則かつ大幅に変動する振動に対する振動規制法による規制基準は、最大の振動加速度レベルによって定められている。

×（最大の振動加速度レベル→時間率レベル）

振動の特徴

振動の特徴のメモはこちら。

正誤問題（2019）
風による建物の振動は、不規則である。

×（風による建物の振動は規則的で変動は小さい）

正誤問題（H29,2022）
空気調和設備による振動は、間欠的かつ非周期的に発生する。

×（空気調和設備による振動は規則的で変動は小さい）

正誤問題（2019）
空気調和機による振動は、定常的で変動が小さい。

〇

正誤問題（H30,2021,2022）
建物内で感じる道路交通による振動は、不規則で変動も大きい。

〇

正誤問題（H30,2020,2023）
道路交通振動に対する振動規制は、昼間より夜間の方が厳しい。

〇

正誤問題（2019）
環境振動で対象とする周波数の範囲は、鉛直方向の場合、1～80Hzである。

〇

正誤問題（2020）
鉛直方向に5Hzの振動は、環境振動で対象とする周波数範囲に含まれる。

〇

正誤問題（H25）
内装材の振動は極力多くの点数で測定し、平均化するなどの処理が必要となる。

〇

正誤問題（2022）
複数の材料を貼り合わせた内装の振動は、部位による振動モードの影響により、測定場所間で異なることがある。

〇

人体と振動

振動の感覚

振動の感覚のメモはこちら。

正誤問題（2020）
全身振動の知覚は、内耳の前庭器官と三半規管が関係している。

〇

正誤問題（H25）
全身振動の場合、三半規管は、加速度の知覚に関係している。

〇

正誤問題（2020,2022）
振動の知覚は、皮膚、内臓、関節等、全身に分布する運動神経末端受容器によりなされる。

×（運動神経末端受容器→知覚神経末端受容器）

正誤問題（2023）
振動は全身に分布する交感神経末端の受容器により知覚される。

×（交感神経→知覚神経）

正誤問題（H23,H25,2021）
全身振動は、鉛直振動と水平振動に分けて評価される。

〇

正誤問題（2023）
全身振動は、水平振動のみで評価される。

×（鉛直振動と水平振動に分けて評価される）

正誤問題（H29,2024）
人体に対する振動を扱う場合は、振幅と同時に振動の方向を明確にしなければならない。

〇

正誤問題（H23,H25,H29,2020）
全身振動の大きさの感覚は、振動継続時間によって異なる。

〇

正誤問題（H27,2023）
低周波数の全身振動よりも、高周波数の全身振動の方が感じやすい。

×（高周波に対して感覚が鈍い）

正誤問題（H29）
人間は、一般に低周波数域に対して感覚が鋭く、周波数の増加と共に感覚が鈍くなってくる。

〇

正誤問題（2020）
周波数1Hz以下の乗り物などの揺れに対しては、一般に、鉛直方向よりも水平方向の方が敏感である。

〇

振動による障害

振動による障害のメモはこちら。

正誤問題（H26）
局所振動で問題となる振動数は、約8～1000Hzである。

〇

正誤問題（H29）
手持ち工具などの使用による振動は、オクターブバンドの中心振動数で約8～1000Hzの振動が問題となる。

〇

正誤問題（2021）
局所振動による健康障害は冬期に多くみられる。

〇

正誤問題（2024）
局所振動の場合、振動数が大きければ大きいほど健康影響は大きい。

×（振動数によって症状が異なる）

正誤問題（H25,2020）
白ろう病は、手持ち振動工具による指の血行障害である。

〇

正誤問題（2023）
振動を原因とする白ろう病では、指に境界鮮明な蒼白化状態が発生する。

〇

正誤問題（2021）
局所振動による障害にレイノー現象といわれる指の末梢(しょう)神経障害がある。

×（レイノー現象とは白ろう病のことで、指の末梢循環障害である）

正誤問題（2024）
局所振動により、レイノー現象といわれる指の末梢循環障害が起こる。

〇

正誤問題（2024）
局所振動による神経障害が進行すると筋肉が萎縮し、手指の伸展が困難となる。

〇

正誤問題（H29）
全身振動による健康影響として、末梢(まっしょう)神経障害がある。

×（全身振動→局所振動）

正誤問題（2022）
レイノー現象は、温度が高く代謝が上昇する夏季に起こりやすい。

×（冬期に多くみられる）

正誤問題（H23）
約100dB以上の強い振動は、胃腸の働きの抑制や血圧上昇などを起こす。

〇

正誤問題（2021,2024）
フォークリフトの運転により垂直振動にばく露されることで、胃下垂などが生じる。

〇

正誤問題（2022）
全身振動により、胃腸の働きの抑制が見られる。

〇

正誤問題（2023）
長距離バスやフォークリフトの運転などにより、局所振動障害が起こる。

×（局所振動障害→全身振動障害）

正誤問題（H26）
乗り物酔いや動揺病は、周波数が1Hz未満で振幅が大きい場合に起こりやすい。

〇

正誤問題（H29）
低い振動数で振幅が大きい振動では、乗り物酔い、動揺病等が発生しやすい。

〇

正誤問題（H26）
交通車両の運転業務により受ける振動障害は、強い水平振動による。

×（強い垂直振動）

正誤問題（H26）
長時間振動作業による神経障害が進行すると、手指の伸展に支障がみられることがある。

〇

正誤問題（2024）
道路交通などによる振動は、地面を伝搬し、建築物内で全身振動として知覚される。

〇

防振

防振のメモはこちら。

正誤問題（2022）
地面の振動が伝わる際、建築物内床面の振動レベルは減衰により屋外地面上より低くなる。

×（共振現象があると、高くなる場合がある）

正誤問題（2020）
床スラブ厚が薄い機械室に隣接する居室の振動対策としては、設備機器などの防振支持が重要である。

〇

正誤問題（H29）
防振溝は、道路交通振動など建築物外からの振動対策として設けられる。

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正誤問題（H30,2023）
防振溝は、回折減衰効果を利用した振動対策の方法である。

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正誤問題（H27,2019）
防振溝は、溝が深いほど、また、溝が振動源に近いほど効果が大きい。

〇