衛生器具（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

衛生器具の分類
衛生器具の選定
衛生器具の保守

衛生器具の分類

衛生器具の分類のメモはこちら。

正誤問題（H23,H27,2023）
衛生器具は、給水器具、水受け容器、排水器具、付属品の4つに分類される。

〇

正誤問題（H23）
衛生器具設備のユニットには、浴室ユニット、便所ユニット、洗面器ユニット、複合ユニット等が含まれる。

〇

正誤問題（2020）
給水器具には、給水栓、洗浄弁、ボールタップ等がある。

〇

正誤問題（2020）
衛生器具の分類において、水受け容器の排水口と排水管とを接続するトラップは、付属品に分類される。

×（排水口、トラップは排水器具に該当する）

正誤問題（2022）
水受け容器には、便器・洗面器類、流し類の他にトラップも含まれる。

×（トラップは排水器具に該当する）

衛生器具の選定

衛生器具の選定のメモはこちら。

正誤問題（2020）
衛生器具の材質は、平滑な表面をもち、吸水・吸湿性がなく、衛生的であることが求められる。

〇

正誤問題（2022）
衛生器具は危険な突起がない形状のものを選定し、利用者に対する安全性を考慮する。

〇

正誤問題（2020）
飲料水に接する部分の材質は、人体に有害な成分が溶出しないことが求められる。

〇

正誤問題（H25,H29,H30）
節水機器を導入する場合は、給水器具からの吐水量の削減だけでなく、排水管内の流下特性などにも配慮する。

〇

正誤問題（2022）
節水機器を導入する場合、排水管内の汚物などの搬送性能にも配慮する。

〇

正誤問題（H30）
衛生器具設備をユニット化すると、防水処理工事や養生作業が軽減される。

〇

正誤問題（H26）
便所で器具利用が短時間に集中し、利用者の一部が待つことがある場合を集中利用形態という。

〇

衛生器具の保守

便器の点検

便器の点検のメモはこちら。

正誤問題（H24,H29,2024）
大便器の洗浄タンク内の汚れ状態は、6カ月に1回、定期に点検する。

〇

正誤問題（2019）
大便器の洗浄タンク内の汚れ状態は、1年に1回、定期に点検する。

×（6カ月に1回）

正誤問題（2021）
大便器の取り付け状態は、6カ月に1回、定期に点検する。

〇

正誤問題（H24,H27,2019,2022,2024）
小便器の排水状態は、6カ月に1回、定期に点検する。

〇

選択問題（H25）
衛生器具の故障の現象とその原因との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
1.混合水栓の適温が得られない：水圧と湯圧の差が大きすぎる
2.大便器への少量の水が流れ放しである：洗浄弁のシートとシートパッキンの間に異物が付着している
3.洗浄面に溜めた水が減っている：ポップアップ式排水栓が締まっていない
4.サイホン式大便器の留水面が正常より小さい：タンク内の補助水管がオーバーフロー管内に差し込まれている
5.小便器の排水の流れが悪い：排水管内にスケールが付着している

4（タンク内の補助水管がオーバフロー管から外れている）

選択問題（H30）
大便器回りの故障の現象とその原因との組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1.便器と床面の間が濡れる：フランジ部シール材の取り付けが不良である。
2.汚物が満足に流れない：排水路に異物が詰まっている。
3.洗浄弁のハンドル部から漏水する：ハンドル押し棒部の取り付けナットがゆるんでいる。
4.少量の水が流れ放しである：洗浄弁のシート又はシートパッキンが損傷している。
5.吐水時間が短い：洗浄弁のピストンバルブのストレーナが詰まりかけている。

5（洗浄弁のピストンバルブのストレーナが詰まりかけている場合、吐水時間が長くなる）

選択問題（2020）
衛生器具の故障の現象とその原因との組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1.小便器内が十分に洗浄されていない：水出口穴に異物が詰まっている
2.小便器の排水の流れが悪い：排水管内にスケールが付着している
3.混合水栓の適温が得られない：水圧と湯圧の差が大きすぎる
4.大便器へ少量の水が流れ続ける：洗浄弁のシートとシートパッキンの間に異物が付着している
5.サイホン式大便器の留水面が正常より小さい：タンク内の補助水管がオーバフロー管内に差し込まれている

5（タンク内の補助水管がオーバフロー管から外れている）

選択問題（2022）
大便器回りの故障の現象とその原因との組合せとして、最も不適当なものはどれか。
1.便器と床面の間が濡(ぬ)れる：フランジ部シール材の取り付けが不良である。
2.洗浄力が弱く、汚物が流れない：タンク内の止水位が高くなっている。
3.洗浄弁のハンドル部から漏水する：ハンドル部パッキン又は押し棒が摩耗してゆるんでいる。
4.吐水時間が長い：洗浄弁のピストンバルブのストレーナが詰まりかけている。
5.洗出し便器で、封水位が低い：便器に接続される汚水管の勾配の異常により、サイホン現象を起こしている。

2（タンク内の止水位が低い）

洗面台の点検

洗面台の点検のメモはこちら。

正誤問題（H24,2024）
洗面器のトラップの接合部の緩みの有無は、1年に1回、定期に点検する。

×（2カ月に1回）

正誤問題（2019）
洗面器のトラップの接合部における緩みの有無は、2カ月に1回、定期に点検する。

〇

正誤問題（H30,2022,2023）
洗面器は、取り付け状態を2カ月に1回点検することが望ましい。

〇

シャワーヘッドの点検

シャワーヘッドの点検のメモはこちら。

正誤問題（H27,2023）
シャワーヘッドの点検は、6カ月に1回以上行う。

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正誤問題（2020）
シャワーヘッドは、1年に1回以上、定期的に点検を行う。

×（6カ月に1回以上）

正誤問題（H23,H24,H28,H29）
シャワーヘッドや水栓のこま部は、1年に1回以上、分解清掃を行う。

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