エスカレーター

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エスカレーターの設置

建築基準法における部分は、エレベーターと同じ。

速度基準

  • 勾配30~35度:30m/分以下
  • 勾配8~30度:45m/分以下
  • 勾配8度以下:50m/分以下

輸送能力

公称輸送能力は、定格速度踏段幅により決定される。
公称輸送能力の65~85%で計算する。

エスカレーターの方式

昇降する部分が階段状で、踏み段が水平となるもの。

  • 上部駆動方式:上部の機械室内の駆動装置から踏み段チェーンに動力を伝達する。一般的なタイプ。
  • 中間駆動方式:中間位置に複数の駆動装置を設けている。長距離用。

歩く歩道

勾配が15度以下で、踏み台に段差が無く、連続平面状のもの。
動く歩道の定格速度は、勾配に応じて定められている。(エスカレーターと同じ)

エスカレーターの構造

トラス
エスカレーターの自重および積載荷重を支える下部の構造部分。

エレベーターの安全装置

電磁ブレーキ

電源が切れた時や安全装置が作動した時、エスカレーターを停止させる。

駆動チェーン安全装置

駆動チェーンの切断を検出すると、エスカレーターを停止させる。

踏み段チェーン安全装置

踏み段チェーンの伸びや切断を検出すると、エスカレーターを停止させる。

踏み台異常検出装置

踏み段が部分的に持ち上がり、異常を検出するとエスカレーターを停止させる。

スカートガード安全装置

スカートガードと踏み段の間に異物が挟まったことを検出すると、エスカレーターを停止させる。

非常停止ボタン

ボタンを操作することで、エスカレーターを停止させる。

シャッター連動安全装置

当該竪穴区画の防火シャッター閉鎖時に連動して停止する。

インレットガード

ハンドレール(移動手すり)の入り込み口に、利用者の手指や物が引き込まれた場合、エスカレーターを停止させる。

移動手すり走行安全装置

ハンドレールの速度が著しく低下したり、停止した場合に、エスカレーターを停止させる。

ステップ(黄色ライン)

ステップ踏面両端の段付きトレッドにより、スカートガードに接近する靴の移動を阻止する。
あるいは8mmの段差で強制的に傾けて、隙間への侵入を防ぐ。

エスカレーターの保守

検査と点検についてはエレベーターと同じ。



Ver.1.2.1

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