問題
方針
2つの異なる金属をつなげて閉回路を作った時の動作に関する問題です。(平成17年問11と同じ問題です)
「ゼーベック効果」と「ペルチェ効果」があるのでその判別をします。
解法
(ア)(イ)
「ゼーベック効果」
2つの異なる金属をつなげて閉回路を作り、接合部分を高温と低温にすると電流が流れる現象。このとき発生する起電力を熱起電力という。
熱電対による温度計測に使用する。
「ペルチェ効果」
2つの異なる金属をつなげて閉回路を作り、直流電流を流すと接合部分で吸熱と放熱が起こる現象。
ゼーベック効果と混同しやすいが、ペルチェ効果は電子冷却・加熱に使用する。
上記の説明文より、接合点を異なる温度に保つと電流が流れる(起電力が発生する)現象は、ゼーベック効果となります。
従って(ア)は「起電力が生じる」、(イ)は「ゼーベック」となります。
解答
(ア)(イ)を満たすのは(5)となります。