電験三種(令和5年度下期) 電力 問9

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問題

方針

架空地線(グランドワイヤ)」に関する問題です。(平成15年問9と同じ問題です)

解法

(ア)(イ)(ウ)(エ)

「架空地線(グランドワイヤ)」
鉄塔の頂部に架線する雷防止の遮へい線で、雷の架空電線への直撃を防止する。(直撃雷の保護で、誘導雷ではない)
亜鉛めっき鋼より線、鋼心イ号アルミ合金より線、アルミ覆鋼より線などの裸電線が用いられる。引張強さ5.26kN以上のものか、直径4mm以上の裸硬銅線を使用する。
鉄塔の中心線と頂部と1番上の架線を結んだ線との角度を遮へい角と呼び、この角度が小さいほど遮へい効率がよい。
接地抵抗が大きいと、逆フラッシオーバが起きることがある。

「逆フラッシオーバ」
フラッシオーバと逆で、送電線ではなく接地側(鉄塔や架空地線)の雷撃によって鉄塔電位が上昇し、鉄塔や架空地線から送電線へ絶縁破壊が起こること。
鉄塔の接地抵抗を小さくして防止する。

上記より(ア)は「裸線」となります。
上記より(イ)は「遮へい角」となります。
上記より(ウ)は「小さい」となります。
上記より(エ)は「逆フラッシオーバ」となります。

解答

(ア)~(エ)すべてを満たすのは(1)となります。

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