電験三種(令和6年度下期) 機械 問6

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問題

方針

同期発電機の「三相短絡曲線」に関する計算問題です。

解法

「三相短絡曲線」
発電機を三相短絡・定格回転速度で運転したときの、界磁電流Ifと短絡電流I(電機子電流)の関係を示す。
界磁電流と短絡電流は、直線的に比例増加する。(界磁電流と短絡電流は比例式より求まる)

上記の三相短絡曲線のとおり、界磁電流と短絡電流は比例関係にあります。
問題文で、三相短絡電流750Aを流すのに必要な界磁電流が54Aなので、定格電流Inが分かれば、比例式より必要な界磁電流Ifが求まります。
定格出力S=11000kVA、定格電圧6600Vより、定格電流Inを求めます。

$\displaystyle S=\sqrt{3}V_nI_n $

$\displaystyle 11000×10^3=\sqrt{3}×6600×I_n $

$\displaystyle I_n≒963.39 \ [A] $

比例式より、界磁電流Ifを求めます。

$\displaystyle 750:54=963.39:I_f $

$\displaystyle I_f≒69 \ [A] $

解答

解答は(1)となります。

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