問題


方針
論理回路の問題です。(平成28年問14と同じ問題ですが、選択肢の順番が違います)
「論理回路の構成要素」より、論理回路の入力と出力を地道に求めて、解答を探したいと思います。
解法
(a)
「論理回路の構成要素」
・AND(論理積)
入力の両方が1の時に出力が1となり、その他は0となる。

・OR(論理和)
入力の片方または両方が1の時に出力が1となり、両方が0の時に0となる。

・NOT(否定)
入力を反転して出力する。

まず、入力A=0、B=0の時の出力S1、T1を求めます。

A=0、B=0のとき、S1=0、T1=0なので、これに該当するのは(1)(3)(4)となります。
次に、入力A=0、B=1の時の出力S1、T1を求めます。

A=0、B=1のとき、S1=1、T1=0なので、これに該当するのは(3)(4)となります。
最後に、入力A=1、B=0の時の出力S1、T1を求めます。

A=1、B=0のとき、S1=1、T1=0なので、これに該当するのは(3)となります。
(b)
図2は図1の回路を2組使用したものなので、図1の回路部分の入出力は(a)の真理値表(3)より分かります。
1個目の図1の回路の入力は、AとBになります。
2個目の図1の回路の入力は、1個目の図1の回路の出力S1とCになります。
T2の前にあるORの入力は、1個目の図1の回路の出力T1と2個目の図1の回路の出力T1となります。
(1)について考えます。

A=0、B=0、C=0のとき、S2=0、T2=0なので✖となります。
(2)について考えます。

A=0、B=1、C=0のとき、S2=1、T2=0なので〇となります。
(3)のA=0、B=0、C=1のときは、S2=1、T2=0なので✖となります。
(4)のA=1、B=0、C=1のときは、S2=0、T2=1なので✖となります。
(4)のA=1、B=1、C=0のときは、S2=0、T2=1なので✖となります。
解答
(a)の解答は(3)となります。
(b)の解答は(2)となります。