電験三種(令和7年度上期) 機械 問8

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問題

方針

太陽光発電の構成」に関する問題です。(平成29年問9と同じ問題ですが、選択肢の順番が違います)

解法

「太陽光発電の構成」
等価回路では直流定電流源として示され、昇圧チョッパ、インバータで交流に変換される。
交流系と接続する場合はインバータ(逆変換装置)を内蔵した連系保護装置(パワーコンディショナ)を介して接続する。

「パワーコンディショナ(連系保護装置)」
インバータによって太陽電池で作られた直流を交流に変換する。
5%程度のロスが発生する。
配電系統へ連系するため、発電量を調整し、系統電圧の上昇を抑制する保護装置も内蔵している。
位相・周波数を監視し、単独運転時の系統からの引き離しを行う。
出力電力と出力電圧が最大となる動作点を制御する最大電力点追従機能(MPPT機能)を有する。

「単独運転」
事故等によって電力系統と切り離された状態で、分散型電源だけで発電を継続し、本来停電しているはずの負荷に対しても有効電力を供給している状態。(解列される前の状態)
事故が発生しているにも関わらず、電力供給が続いている危険な状態である。従って分散型電源を系統から解列する必要がある。

上記より(ア)は「逆変換装置」となります。
上記より(イ)は「単独運転」となります。
上記より(ウ)は「周波数」となります。
上記の「単独運転」より、配電線側の停電では系統から切り離す必要があります。従って(エ)は「瞬時電圧低下」となります。

解答

(ア)~(エ)すべてを満たすのは(3)となります。

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