電験三種(令和7年度上期) 理論 問3

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問題

方針

コイルの「自己インダクタンス」に関する問題です。(平成20年問4と同じ問題ですが、与えられた数値が違います)

解法

「自己インダクタンス」の式

$\displaystyle L=\frac{NΦ}{I}=\frac{μAN^2}{l} \ [H] $

$\displaystyle \left(\frac{NΦ}{I}=\frac{N}{I}μHA=\frac{N}{I}μ\frac{NI}{l}A=\frac{μAN^2}{l}\right) $

$L$:自己インダクタンス [$H$]
$N$:巻数
$Φ$:磁束 [$Wb$]
$I$:電流 [$A$]
$μ$:透磁率 [$H/m$]
$A$:断面積 [$m^2$]
$l$:磁路の長さ [$m$]

上記より自己インダクタンスは巻数の2乗に比例することが分かります。
コイル1は巻数Nで自己インダクタンスL、コイル2は巻数nで自己インダクタンス9Lなので、以下の比例式が成り立ちます。

$\displaystyle L:9L=N^2:n^2 $

$\displaystyle n^2L=9LN^2 $

$\displaystyle n=3N $

解答

解答は(3)となります。

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