電験三種(令和7年度上期) 理論 問5

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問題

方針

電気回路のエネルギー保存の法則」に関する問題です。(平成19年問7と同じ問題ですが、選択肢の順番が違います)
コンデンサに蓄えられたエネルギーは「静電エネルギー」の式を使います。

解法

「電気回路のエネルギー保存の法則」
電池のエネルギー=抵抗のジュール熱量+静電エネルギー+磁気エネルギー
抵抗は熱や光としてエネルギーを消費する(有効電力)が、コンデンサ(静電エネルギー)やコイル(磁気エネルギー)はエネルギーを蓄えて回路に戻すためエネルギーを消費しない(無効電力)。

上記の通り、問題文のRLC回路のコイルLとコンデンサCはエネルギーを消費しません。
コンデンサCに蓄えられた静電エネルギーは、スイッチSを閉じた後コンデンサCーコイルL間の抵抗Rによってジュール熱Wとしてすべて消費されることになります。

「静電エネルギー」の式

$\displaystyle W=\frac{1}{2}QV=\frac{1}{2}CV^2 \ [J] $

$W$:静電エネルギー [$J$]
$Q$:電荷 [$C$]
$V$:電圧 [$V$]
$C$:静電容量 [$F$]

コンデンサの静電容量C、電圧Vで充電された時の静電エネルギーWは以下となります。

$\displaystyle W=\frac{1}{2}CV^2 \ [J] $

解答

解答は(5)となります。

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