電験三種(令和7年度上期) 理論 問14

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問題

方針

電気関連の単位に関する問題です。(平成11年問1と同じ問題ですが、選択肢の順番が違います)
(1)は、「電荷
(2)は、「オームの法則と磁気回路
(3)は、「電力量
(4)は、「磁束
(5)は、「電界の強さ
上記から単位を求めたいと思います。

解法

(1)

「電荷」
物体の帯びている電気。電荷の量を電気量とよぶ。単位は[C]。
電流[A]は、1秒間に流れる電荷の量[C/s]を表す。

上記よりとなります。

(2)

「オームの法則と磁気回路」
電気回路の電流Iは、磁気回路では磁束φに相当する。
電気回路の起電力Eは、磁気回路の起磁力NIに相当する。
電気回路の抵抗Rは、磁気回路の磁気抵抗Rmに相当する。

$\displaystyle NI=R_mΦ \ [A] $

$NI$:起磁力 [$A$]
$R_m$:磁気抵抗 [$A/Wb$][$H^{-1}$]
$Φ$:磁束 [$Wb$]

上記よりとなります。

(3)

「電力量」
t秒間に流れる電流のする仕事量。電力×時間。単位は[J]。
電力量[W・s]=エネルギー量[J]=仕事量[N・m]である。

上記よりとなります。

(4)

「磁束」
磁束は一定面積の磁力線の束である。単位は[Wb]。
「磁束密度」
単位面積当たりの磁束の数。単位は[Wb/m2][T]。

上記より、[T]は磁束密度の単位なのでとなります。

(5)

「電界の強さ」
電界範囲内での電荷に働く力の大きさ。(クーロン力の片側Q2=1)
単位距離あたりの電位差で表す。単位は[V/m]。

上記よりとなります。

解答

誤りは(4)となります。

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