問題

方針
汽力発電のタービン、ボイラーなどの保護装置についての範囲の広い問題です。(平成24年問3と同じ問題ですが、選択肢の順番と一部文言が違います)
(a)(d)については「タービンの安全装置」
(b)(c)については「ボイラーの安全装置」
(e)については「比率差動継電器」
上記より考えたいと思います。
解法
(a)(d)
「タービンの安全装置」
- 調速装置:蒸気加減弁で蒸気流量を調整して、タービンの回転速度を制御する。
- 非常調速装置:定格回転速度を超えて一定値(1.11倍)以上に上昇した場合に、タービンを停止させる。
- トリップ装置:蒸気タービンの軸受油圧が異常低下したとき、タービンを停止させる。
- ターニング装置:タービン運転後停止したときに、そのまま冷えると温度差でタービンのロータが曲がるため、ロータを低速で回転させて均一に冷やす装置。
上記より(a)(d)は〇となります。
(b)
「低水位燃料遮断装置」
水位が安全低水面以下である場合に、自動的に燃料の供給を遮断する。
ボイラ水の循環に異常があると水位が低下します。このとき燃料の供給を遮断して消火します。
(b)は〇となります。
(c)
「安全弁」
ボイラー内部の蒸気圧力が最大使用圧力になった場合、蒸気を自動的に放出してボイラーの破裂を防ぐ。
上記より(c)は「安全弁」なので✖となります。
「蒸気加減弁」は前述の「タービンの安全装置」の調速装置となります。
(e)
「比率差動継電器」
一次側と二次側の電流の変化を検出し、変圧器の内部故障の検出に使用する。
発電機の固定子巻線の短絡検出にも使用される。
上記より(e)は〇となります。
解答
解答は(4)となります。

