問題

方針
接地に関する問題です。
(1)(3)の接地抵抗については「保護接地」
(2)(4)については「接地工事の省略」
(5)については「接地線」
上記より考えたいと思います。
解法
(1)(3)
「保護接地(機器接地)」
感電や漏電火災を防ぐ目的で、電気機器・外箱などから施す接地で、大地を経由して変圧器の中性線に漏電電流が流れる。
接地の種類は電圧によって区分され、接地抵抗値も規定されている。(電技解釈第17条)
- A種接地:特別高圧・高圧で、接地抵抗10Ω以下。
- C種接地:低圧300V超で、接地抵抗10Ω以下。
- D種接地:低圧300V以下で、接地抵抗100Ω以下。
但し、C種・D種接地抵抗は、0.5秒以内に電路を遮断する装置がある場合は500Ω以下でよい。
計器用変成器の二次側には、高圧でD種接地、特別高圧でA種接地を行う。
上記の条件より、(1)(3)は〇となります。
(2)(4)
「接地工事の省略(機械器具の鉄台及び外箱の接地)」
以下の場合は設置工事の省略ができる。(電技解釈第29条)
- 使用電圧が直流300V又は対地電圧150V以下の機械器具を乾燥した場所に施設する場合。
- 低圧用の機械器具を乾燥した木製の床、これに類する絶縁性の物の上で取り扱う場合。
- 低圧、高圧用機械器具でを人が触れるおそれのないように木柱、これに類するものの上に施設する場合。
- 鉄台又は外箱の周囲に適当な絶縁台を設ける場合。
- 外箱のない計器用変成器が、ゴム、合成樹脂その他の絶縁物で被覆したものの場合。
- 2重絶縁の構造の機械器具の場合。
- 低圧用機械器具の電源側に絶縁変圧器を施設し、負荷側の電路を接地しない場合。
- 水気のある場所以外の場所に施設する低圧用機械器具に電気を供給する電路に、漏電遮断器(15mA、0.1秒)を施設する場合。
上記の条件より、(2)は〇となります。
(4)は「水気のある場所」では省略できないので✖となります。
(5)
「接地線」
- A種接地:引張強さ1.04kN以上の金属線、直径2.6mm以上の軟銅線。(避雷器は14mm2以上)
- B種接地:引張強さ2.46kN以上の金属線、直径4mm以上の軟銅線。
- C種・D種接地:引張強さ0.39kN以上の金属線、直径1.6mm以上の軟銅線。
上記の条件より、(5)は〇となります。
解答
誤りは(4)となります。

