ガス設備

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ガスの種類

「燃焼と燃料」「気体燃料」を参照。

ガス設備の構成

  • 密閉型:供給空気と排ガスの両方で外気に通じる器具。風呂釜などのBF型器具がある。
  • 半密閉型:煙突付きの器具。
  • 開放型:ファンヒータやストーブ、ガスコンロなど。

ガス設備の安全装置

ハウスレギュレータ

内管に設置するガバナ(整圧器)の簡易なもの。
都市ガスは空気より比重が軽いため、高層住宅などの高所で上昇した圧力を低圧に下げるための整圧器。

マイコンメータ

震度5強以上の地震を感知してガスを遮断する保安機能が備わっている。
赤いランプが点滅した場合にはガス漏れの疑いがある。

ヒューズガス栓

過大にガスが漏れると、内部のボールが浮き上がり、ガスを停止する。(温度の感知ではない)

ガス給湯機器

ガスだき冷温水発生機

立ち上がりに時間がかかるので、ONーOFF制御は難しい。

ガス瞬間湯沸かし器

能力は号数で分類され、1号は流量1L/minの水の温度を25℃上昇させる能力を表す。1号の加熱能力は1.74kWに相当する。
ガス瞬間湯沸し器の最低必要水圧は、40kPaである。
給湯の他にセントラルヒーティング(暖房)用の回路を内蔵したものがある。
ガスマルチ式給湯機は、小型の瞬間湯沸器を複数台連結してユニット化した業務用給湯機で、台数運転を行うものがある。

潜熱回収型ガス給湯器(エコジョーズ)

燃焼によって生じた排気ガスの潜熱(排気ガス中の水蒸気の凝縮熱)を回収し、給水の予熱として利用して高い熱効率を実現するもの。

ガス設備の設置

ガス管を土中埋設部から、鉄筋コンクリート構造の建築物に引き込む場合は、土切り部付近の露出部に腐食防止のため絶縁継手を設置する。
緊急ガス遮断装置は、大規模な地下街、超高層建築物、中圧ガス設備のある建築物等に設置が義務付けられている。
引込み管ガス遮断装置は、ガスの本支管から建築物へのガス引き込み管に設置され、緊急時の地上からの操作によりガス供給を遮断する。

ガス機器の保守

ガスが原因の中毒事故は、大半が不完全燃焼によるものである。
ガス漏れの疑いがある場合は、火花などで爆発する恐れがあるため、換気扇等の電化製品は使用してはいけない。

日常点検

配管・ガス栓・ガス漏れ警報器の日常点検は、ガス設備の所有者又は使用者が行う必要がある。



Ver.1.2.0

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