マグニチュードと震度
マグニチュードは、地震の規模を表わす。
震度は、揺れの大きさを表し、震度7までの10段階で表す。
震度は、計測震度計によって測定される。
マグニチュードの値が1大きくなると、エネルギーは約32倍になる。(マグニチュードの倍数は、32のべき乗となる)
地震への対策
耐震診断は、「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に定められている。
耐震改修とは、地震に対する安全性の向上を目的として、増築、改築、修繕、模様替若しくは一部の除却又は敷地の整備をすることをいう。
地下は地上に比べ地震動の増幅が小さいため、構造的には安全性が高い。
設備の耐震性能確保も、構造体と同様に重要である。
耐震構造
建物自体の構造部分(壁や柱、梁など)を強くして、地震の揺れに耐えるように設計された構造。
耐震補強には、強度や変形能力を高める方法として、壁を増設する補強方法、鉄骨ブレースによる補強方法がある。
制震構造
建物の構造部分に組み入れた特殊な制御装置で、建物の揺れを制御し、低減させる構造。
建物の揺れを制御・低減するためのダンパに座屈拘束ブレースなどが用いられる。
免振構造
建物と基礎との間に地震の力を緩衝する装置を設けて、地震の揺れを建築物の上部構造に直接伝わらないようにする構造。
強い地震力を受けると、その上部の建物はほとんど変形せず、ゆっくりと左右に平行移動する。
積層ゴムなどのアイソレータ、免振ダンパーなどを用いる。
アイソレータ
建物を支え、地震のときに建物をゆっくりと移動させる。
積層ゴム・転がり支承・すべり支承(ししょう)などがある。



免振ダンパー
揺れを抑える働きをする。
鉛ダンパー・鋼材ダンパー・オイルダンパーなどがある。



Ver.1.2.1