配管素材（ビル管問題）

ビル管試験の過去問題で、よく出る、2回くらい出てる、1回出たけど…。
実際の試験は5択の選択問題なので、このような出題形式ではありません。
正誤問題では、同じような文言の文章は一つとしてまとめてます。

配管の分類と許容値
炭素鋼鋼管
銅管
ステンレス鋼管（SUS）
合成樹脂管（プラスチック)
1. 架橋ポリエチレン管（PE管）・ポリブテン管
2. 塩ビ管
その他の配管
1. 耐火二層管

配管の分類と許容値

配管の分類と許容値のメモはこちら。

正誤問題（H23,H25,H30）
氷蓄熱用不凍液配管は、ー10～ー5℃で使用する。

〇

正誤問題（H23,H25,H28,H30,2022）
冷水配管は、5～10℃で使用する。

〇

正誤問題（H23）
冷却水配管は、10～15℃で使用する。

×（20～40℃）

正誤問題（H25,H28,H30,2022）
冷却水配管は、20～40℃で使用する。

〇

正誤問題（H23,H25,H30）
高温水配管は、120～180℃で使用する。

〇

正誤問題（H28,2022）
高温水配管は、80～90℃で使用する。

×（120～180℃）

正誤問題（H23,H28,2022）
低圧蒸気配管は、0.01～0.05MPaで使用する。

〇

正誤問題（H25,H30）
低圧蒸気配管は、0.1～1MPaで使用する。

×（0.01～0.05MPa）

正誤問題（H28,2022）
高圧蒸気配管は、0.1～1MPaで使用する。

〇

正誤問題（H23）
銅管の線膨張係数は、架橋ポリエチレン管のそれより小さい。

〇

正誤問題（H30）
銅管の線膨張係数は、ポリブテン管のそれより小さい。

〇

正誤問題（2021）
ポリプテン管の線膨張係数は、銅管と比較して小さい。

×（銅管より大きい）

正誤問題（H24,2024）
ステンレス鋼管の線膨張係数は、架橋ポリエチレン管の線膨張係数より大きい。

×（架橋ポリエチレン管より小さい）

正誤問題（H29,2019）
ステンレス鋼管の線膨張係数は、架橋ポリエチレン管のそれより小さい。

〇

正誤問題（2020）
ステンレス鋼管と銅管の線膨張係数は、ほぼ等しい。

〇

正誤問題（2023）
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の線膨張係数は、ポリブテン管の線膨張係数より大きい。

×（ポリブテン管の方が大きい。ポリエチレン管・ポリブテン管が一番大きいと覚えてしまう）

炭素鋼鋼管

配管炭素鋼鋼管（SGP）

配管炭素鋼鋼管（SGP）のメモはこちら。

正誤問題（H28）
配管用炭素鋼鋼管(黒管)は、油で使用する。

〇

正誤問題（H28,2024）
配管用炭素鋼鋼管(白管)は、冷温水で使用する。

〇

水道用亜鉛メッキ鋼管

水道用亜鉛メッキ鋼管のメモはこちら。

正誤問題（H26）
給水管には、亜鉛メッキ鋼管は使用しないようにする。

〇

ライニング鋼管

ライニング鋼管のメモはこちら。

正誤問題（H28）
フランジ付硬質塩化ビニルライニング鋼管は、冷却水で使用する。

〇

正誤問題（2020,2024）
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、冷却水で使用する。

〇

正誤問題（2020）
ライニング鋼管における単式の伸縮管継手の設置間隔は、50m程度とする。

×（伸縮管継手の設置間隔は30m程度とする）

正誤問題（2020）
水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、フランジ接合を使用する。

〇

正誤問題（H26,H27,H28,H29,2021,2023）
合成樹脂ライニング鋼管のねじ接合には、管端防食継手を使用する。

〇

正誤問題（2020,2022,2024）
耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続には、管端防食継手を使用する。

〇

正誤問題（H25）
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、その接続にねじ込み式の排水用継手を用いる。

×（管の肉厚が薄いためねじ切りはできないので、排水鋼管用可とう継手を用いる）

正誤問題（H30,2022,2024）
排水用硬質塩化ビニルライニング鋼管の接続は、排水鋼管用可とう継手を用いる。

〇

正誤問題（2023）
耐熱性硬質塩化ビニルライニング鋼管の使用温度は、85℃以下とする。

〇

圧力配管用炭素鋼鋼管（スケジュール管）

圧力配管用炭素鋼鋼管（スケジュール管）のメモはこちら。

正誤問題（2020）
圧力配管用炭素鋼鋼管は、蒸気で使用する。

〇

正誤問題（2024）
圧力配管用炭素鋼鋼管は、高温水で使用する。

〇

銅管

銅管のメモはこちら。

正誤問題（H29）
銅管は、循環配管を設けない一過式配管において腐食の発生がほとんどない。

〇

正誤問題（H29）
銅は展延性に富み、加工しやすい。

〇

正誤問題（2022）
銅管は、管内の流速が速いと潰食が生じる。

〇

正誤問題（H29）
銅管は、酸化保護被膜を形成する。

〇

正誤問題（H23,H30,2023）
銅管は、銅イオンが浸出して白濁水が吐出されることがある。

×（白濁水→青水）

正誤問題（H26,2024）
銅管は、銅イオンが水に浸出して青水が生じて問題になることがある。

〇

正誤問題（H24,H27,2020,2021,2023）
銅管の接合には、差込ろう接合を用いる。

〇

正誤問題（2024）
銅管において、単式の伸縮管継手を用いる場合、その設置間隔は30m程度である。

×（20ｍ程度）

ステンレス鋼管（SUS）

ステンレス鋼管（SUS）のメモはこちら。

正誤問題（H27,2021,2024）
ステンレス鋼管は、酸化被膜による母材の不動態化によって耐食性が保持される。

〇

正誤問題（H23,H27,2019,2020）
ステンレス鋼管は、隙間腐食、もらいさび等による腐食が生じる可能性がある。

〇

正誤問題（H29）
ステンレス鋼管は、隙間腐食、残留応力腐食等による腐食が生じる可能性がある。

〇

正誤問題（H30,2022）
ステンレス鋼管において単式の伸縮継手を用いる場合、設置間隔は20m程度である。

〇

正誤問題（H23,H24,H26,2023）
ステンレス鋼管の接合には、メカニカル継手が用いられる。

〇

正誤問題（H25,H29,2020）
ステンレス鋼管の酸化保護被膜が破壊されないように、フランジ接続の場合のガスケットはテフロン製(テフロン被膜)を使用する。

〇

正誤問題（H26,2021）
ステンレス鋼管の溶接接合では、タングステンイナートガス(TIG)溶接が一般的である。

〇

正誤問題（H28）
配管用ステンレス鋼管は、蒸気還管で使用する。

〇

正誤問題（2020）
配管用ステンレス鋼鋼管は、冷却水で使用する。

〇

正誤問題（2020,2024）
一般配管用ステンレス鋼鋼管は、冷却水で使用する。

〇

合成樹脂管（プラスチック)

合成樹脂管（プラスチック)のメモはこちら。

正誤問題（2020,2022）
樹脂管の許容使用圧力は、使用温度が高くなると低下する。

〇

正誤問題（H23,H30,2019,2021,2024）
樹脂管を温度の高い湯に使用すると、塩素による劣化が生じやすい。

〇

架橋ポリエチレン管（PE管）・ポリブテン管

架橋ポリエチレン管（PE管）・ポリブテン管のメモはこちら。

正誤問題（H24,H30,2021）
架橋ポリエチレン管の接合には、接着接合を用いる。

×（接着剤で溶かすことができないため、接着接合は使用できない）

正誤問題（2023）
架橋ポリエチレン管は、メカニカル形接合を使用する。

〇

正誤問題（H28）
ポリブテン管の接合方法には、メカニカル形接合や融着接合がある。

〇

正誤問題（H29,2020）
ポリブテン管は、接着接合を使用する。

×（接着剤で溶かすことができないため、接着接合は使用できない）

正誤問題（2021）
ポリブテン管は、メカニカル接合を使用する。

〇

正誤問題（2021）
架橋ポリエチレン管の使用温度は、95℃以下とする。

〇

正誤問題（2024）
ポリブテン管の使用温度は、JISにおいて90℃以下となっている。

〇

正誤問題（2022）
架橋ポリエチレン管は、蒸気で使用する。

×（使用温度は、95℃以下とする）

塩ビ管

塩ビ管のメモはこちら。

正誤問題（H30,2021）
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管の許容圧力は、使用温度が高くなると低下する。

〇

正誤問題（H27,2023,2024）
硬質ポリ塩化ビニル管の接合方法は、一般に融着接合である。

×（接着接合が一般的である）

正誤問題（2020）
硬質ポリ塩化ビニル管は、接着接合を使用する。

〇

正誤問題（H23,H27,H29,2020）
耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管は、90℃以下で使用する。

〇

正誤問題（H28,2024）
硬質ポリ塩化ビニル管は、蒸気で使用する。

×（90℃以下で使用する）

その他の配管

耐火二層管

耐火二層管のメモはこちら。

正誤問題（2020）
排水用耐火二層管は、繊維モルタルによる外管と硬質ポリ塩化ビニル管による内管の組合せからなる。

〇

正誤問題（2022）
排水用耐火二層管は、繊維モルタルによる外管と架橋ポリエチレン管による内管の組合せからなる。

×（架橋ポリエチレン管→硬質ポリ塩化ビニル管）