清掃器具

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ほうき・ちり取り

ほうき

自在ぼうき

頭部が馬毛などを植えた薄い毛ブラシで出来ており、長柄で、ブラシ部分が自由に動くようになっている。
隅々をよく掃くことができ、ホコリを舞い上げることが少ないので、床掃き用として使われる。

座敷ぼうき

日本家屋の座敷掃きに多く使われ、ほうききびの穂で作ったもの。
細かいホコリが掃けないので、次第に使われなくなっている。

シダぼうき(鉄板ぼうき)

南方産の繊維を穂にした物で、丈夫である。
粗いゴミを掃くのに適する。

自在ぼうき
座敷ぼうき
シダぼうき

ちり取り

片手ちり取り

フライパン形の小形のちり取り。
汚れた水のすくい取りにも使われる。

三つ手ちり取り

取っ手が三本になっている。
やや多量のゴミを取るのに適している。

改良ちり取り(文化ちり取り)

フタと本体が連動するようになっており、柄を持ち上げるとフタが閉まる
拾い掃きに適している。

モップ

房糸を柄に取り付けた器具で、床の拭き取りなどに広く使われる。

T字モップ

房糸を横木に取り付けてあり、T字形をしている。
柄の取り付け部分にスプリングがついている、スプリングモップがある。
柄と房糸の部分が分離しているモップで、柄と房糸の脱着が容易にできる構造のワンタッチモップがある。

プレスモップ

房糸が長く、床の拭き取り作業や床維持剤の塗布に適し、堅牢で房糸の取り替えが簡単である。

ダストモップ

フラットモップとも呼ばれ、平面(フラット型)につくられている。
使用する場合は、モップ台にシートや房糸を取り付けて作業し、モップが汚れれば間単に取り替えて作業することができる。
水拭き・樹脂液塗布用のものは、房糸が2~5cmと短く、壁面幅木を汚しにくい。

ダストクロスモップ(乾式)

構造はダストモップと同じである。カラ拭きで使用する。
モップ部分は、リサイクル(洗い替え)クロスと、不織布などで作った紙状の使い捨てタイプがある。
床とクロスの摩擦で静電気が発生し、この磁力で繊維の隙間を利用して、大小のホコリ・ゴミを吸着し、集塵する。

T字モップ
プレスモップ
ダストモップ

モップリンガー

モップを絞る器具。

スクイジー

フロアースクイジー

床を洗浄したときの汚れ水をかき集める作業などに使う道具。

ウインドスクイジー

床用よりも繊細にできており、窓ガラスクリーニング専用の器具。

フロアースクイジー
ウインドスクイジー

スイーパー

手動スイーパー

床面を押して行けば、回転ブラシがゴミを掃き取り、器具の内部に巻き込む仕組みになっている。

カーペットスイーパー

手動スイーパーのさらに簡単なもので、手で前後に動かして使用する。
カーペットのパイル表面の粗ごみの除去に向いている。

路面スイーパー

ローラ型の回転ブラシで床面を掃き、真空吸引装置でほこりを処理する。

その他の清掃器具

パテナイフ

ガム等の床の固着物を取るのに使用する。革切りナイフが使用される。

デッキブラシ

長柄つきのブラシで、トイレなどの石材床面の擦り洗いなどに使用する。

棒たわし

柄つきのたわしで、便器の清掃などに使う。

パテナイフ
デッキブラシ
棒たわし

ラバーカップ(プランジャー)

衛生器具の詰まり除去に用いる器具。

ウエス

機械器具類の清掃に用いられる布切れ。
ウエスは不定形で複数回使用が困難なもの。
雑巾は複数回使用を前提とした耐久性のある平面形状の製品。

ゴミ収集車(ダストカー)

建築物内で紙くずなどのゴミを収集する。
車輪の付いた軽い金属の本体(カート)にキャンバス製の袋を吊るした構造になっている。

真空掃除機

モータでファンを回転させて機械内部に低圧域を作り、ゴミやホコリを空気と一緒に機械の内部に吸引して、フィルターで除去する掃除機。

アップライト型

たて型の真空掃除機で、回転ブラシが付いていて、カーペットのパイルの間に入ったホコリを取るのに適当な構造である。
吸い込み風量が大きく、フィルタバックが大きいので、全面から排気できる。

高性能型

排気部分に数段のフィルタが付いており、最新の高性能エアフィルタは0.3μmまでの微細な粒子を捕まえる能力がある。
細かいホコリや細菌を取り除く力があり、排気の勢いも緩やかで、室内の空気を攪拌することがない。
病院や計算センターなどで使用する。

吸水式

ウェット式と呼ばれる真空掃除機で、水を吸い取るのに用いるので、モータの部分に湿気がまわらないような構造になっている。
フィルターを交換する事で、ドライバキュームとウェットバキュームの機能を切り替える乾湿両用掃除機もある。

真空掃除機
アップライト型

床みがき機

ポリッシャー

円形のブラシまたはパッドをモータで回転させて床面を擦る機械。
凹凸のあるタイルなどの床面にはブラシを用い、平坦な床面にはパッドを用いる。
ブラシは、シダの茎又はナイロン繊維を植え付けたものが普通であるが、ワイヤブラシを用いる場合もある。
ブラシの直径は20~50cmのものが多く、回転数は毎分150~300回転である。
パッドはナイロンなどの不織布に鉱物性の研磨材を付着させた物で、用途によって硬軟の違いが有り、パッドの色で区別されている。
剥離用(黒・茶)、洗浄用(緑・青)、表面磨き用(赤・黄)、つや出し・焼付け用(白)を使用する。

ブラシ
パッド(茶)
パッド(白)

超高速バフ機

パッドを毎分1000~3000回転以上で高速回転し、床面に塗布されたワックスを削る。
ドライメンテナンスで使用する。

洗剤供給式床磨き機(タンク式スクラバマシン)

洗浄液を入れるタンクが付いていて、洗浄液を自動で供給できる床洗浄機。
低速回転のものは、化学繊維タフテッドカーペットの洗浄に適している。

ポリッシャー
洗剤供給式
超高速バフ機

自動洗浄機

ローラーブラシ方式機械

洗剤供給式床みがき機をカーペット用に改良したもの。
ブラシがローラー型で、機械内部で洗剤が泡となり供給される。
パイルに対する当たりが柔らかで、パイルを傷めることが少ない。
ウールのウイルトンカーペットに適している。

自動床洗浄機

洗剤供給式床みがき機と、吸水式真空掃除機とを結合したもの。
洗浄液を床に撒き、ブラシで床面を洗浄し、汚れた水を集めて除去するという3工程を1台の機械で行う機械。
前進しながら作業する。
カーペットで使用する場合は、パイルの損傷のおそれがあるので、化学繊維のカーペットなどに用いる。

エクストラクタ

噴射吸引式カーペット洗浄機。
カーペットにノズルから洗浄液を直接噴射して洗浄し、直ちに吸引口から吸引する。
水分に耐えるカーペットの洗浄に適している。
カーペットのシャンプークリーニング後のすすぎ洗いにも用いられる。

スチーム洗浄機

スチーム発生機で高温スチームを発生させて、各種ノズルを使って高圧で噴射し洗浄する機械。
高温の水蒸気で汚れを分解するため、水分が少なく仕上がりも柔らかい。
カーペットのしみ取りにも使用できる。

ドライフォーム式カーペット洗浄機

カーペット用洗浄機で、ドライフォーム洗剤をいれると、洗剤液を泡にして縦回転ブラシで洗浄する。

自動床洗浄機
ローラーブラシ方式
エクストラクタ


Ver.1.2.1

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